オレンジライフ

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株式会社オレンジライフ代表取締役社長:上野山栄作のエッセー「多事想論」

株式会社オレンジライフ代表取締役社長:上野山栄作のエッセー「多事想論」

オレンジ通信 第50号~惜別~
叔父が亡くなりました。当初は余命5~6年と言われていましたが医学の進歩により11年間の闘病でした。前立腺癌が見つかり手術後は親族も治ったのかと思うほど元気でした。その後も定期的に抗ガン治療が施され4年前まで畑仕事もこなしていました。昨年から入退院を数回繰り返し最期は2週間の入院でした。ガンで死亡される方には大きく分けて2通りだと思います。発見されて3ヶ月程の余命の方、数年闘われ体全体が弱り肺炎等で逝かれる方です。勿論、家族にとっては少しでも長く生活を共にしたいと願うでしょうが、その反面で闘病生活が家族に与える負担も並大抵ではないです。そして必ず家族が思う事は「治療に対するあの時の判断が正解だったのか?」という事だと思います。叔父の場合は発見が遅れた事に対する自責の念、これは仕方ない事ですが取り除けないのです。その後の治療選択に関しては親族皆、納得していますので救いです。

現在の医療で感じた事は、痛みに関するコントロールが出来ていることです。本人にとっても家族にとっても痛みは辛いので、その部分が取れただけでも随分と死後の悲しみ(グリーフ)が違うのだと思います。叔父は一般病棟でしたが、処置を見ていると緩和ケアとの違いもなく、一般病棟でも痛みのケアは施され安心できました。一方で衰弱の度合いも苦しみで表現されるのではなく、酸素量などの数値で判断されます。最期が近づいた段階で「酸素マスクを外して家族との会話や好みの飲料などを飲ませてあげるのか?付けたまま少しでも長らえてもらうのか?」という話が医師からありました。残念ながら選択する余地もなく、翌日危篤となり逝去。
今回の場合は当初の余命宣告の倍も寿命があり、最期も苦しむ事無く逝けたので、終末期医療にも家族の思いにも問題はないと思います。ただ贅沢な要望かもしれませんが、例えば最後の入院当初に医師から「おそらくこのような症状になります。その場合は、酸素マスクを付けます。そうすると話す事が難しくなります。最期にはマスクを取ってお話しをする選択肢もあります。その際は永久的な絆の言葉や感謝の言葉、“生んでくれてありがとう。生まれ変わっても息子でいたい”等の言えなかった本心を言ってあげてください。」というような説明をしてくれていれば家族はもっとわかり易く、悲しくも納得の最期をむかえられたのではないかと思います。
我々葬儀社も同じですが、援助職のご家族への説明責任や選択肢に対する重要性を感じました。そして、残された方々は、故人に対してどれだけの事が出来たのかということがグリーフワーク(悲嘆を乗り越える)に大きく影響するのだと身をもって感じました。

小さい頃からお世話になった叔父の死、本当に悲しい出来事でしたが、叔父の生き方に教えを請い続け、家族を大切に実直な人生を歩みたいと思います。
  
亡き重和叔父様に捧ぐ

(2013/9)

オレンジ通信 第49号~社員旅行~
久々に社員旅行へ行ってまいりました。当社の場合は年中無休24時間体制ですので社員全員で旅行に行くのは無理な話です。今回は3班に分かれて各班12~15名くらいの一泊旅行です。当社には社員の親睦会(有遊会)があります。毎月社員は少しだけ給料から貯金をして慶弔や旅行の足しにしています。勿論、会社の福利厚生費からも出費をして旅行に行くのですが、ここ2年ほどの有遊会の担当さんは仕事熱心過ぎるのか旅行の機会を逃し、皆からブーイングを受けていました。その甲斐あって仕事がゆるやかなこの季節に実現という運びです。
会社(僕)はあくまでも毎年行けば良いよと言ってはいますが実際調整するのは大変です。普通の企業だと全員休みとか全員会議とかそんなに苦労ではないと思います。突発的な待ち営業の特殊な仕事をしている我々は休暇のローテーションを回すのが凄く大変です。ただでさえ大変なのに3分の1の社員がいっぺんに休む訳ですから、その期間に他の社員は休めません。これを3回繰り返すのですから、そのしわ寄せは必ず起こります。そんな苦労をしながらでも、日頃仕事以外で顔を会わす事の無いメンバーを組み合わせて親睦を図る訳です。
以前は僕からの提案で、趣向を凝らした体験型の面白い企画をやりなさいと誘導していましたが、なかなか面白い案が出て来ません。例えば皆でバンジージャンプするとか、富士山へ登るとか、最高級料理を食べるとか。そんなスペシャルな企画であれば予算を少々オーバーしても、その体験が人間力を上げたりして費用対効果は高まりますが・・・
経営者がそこまで指図するのも、という訳で今回の社員旅行は、鳥取砂丘と出雲大社と水木しげるロードへのバス旅行でした。めっちゃ普通ですよね。でもラウンジ付きバス旅行って盛り上がりますね。少々肝臓に悪いですが(笑)管理職から若い子まで、盛り上げたい気持ちはひとつなんや!! おとなしい真面目な社員から宴会部長まで(僕を含めて)ノリの良いことこの上なし! このポテンシャルで仕事が出来たらチームワークばっちりでお客様満足度も向上するのになぁ。それは宴会みたいに簡単では無いでしょうが、実現するためのヒントを感じることが出来、大正解な旅行であったと喜んでいます。詳細な内容はここで語るとピーッと鳴りそうなことが多いので控えさせて頂きます(笑)あしからずご了承くださいませ!

(2013/8)

オレンジ通信 第48号~映画のようなCM~
先日の26日から3日間かけて全日本葬祭業協同組合連合会のイメージビデオの作成を当社と有田の周辺で撮影しました。全葬連は全国の専門葬儀社の組合の連合会で1400ほどの葬儀専門社の集まりです。撮影は映画「ねこにみかん」の戸田監督と根岸撮影監督を筆頭に12名の戸田組に集結して頂きました。
葬儀の価値が問われている現在、死について考え、自分が後世に残したいものを感じ見つけてもらえる。葬儀がそんなきっかけとなる場所である事を全国の人々に伝えていきたいと考えました。フューネラル保田での葬儀シーンでは100名近くのエキストラの皆様にご協力を頂きました。撮影には想像以上の時間がかかります。その日も近隣の皆様には5時間ほどもお付き合いを頂き感謝せずにはいられません。皆様のご協力に深謝するとともに良い作品が出来上がる事をお約束します。出来上りは9月ぐらいになるでしょうか、加盟店各社のホームページでご覧頂けます。
内容を少しばらしますと、主人公の亜希役は秋月三佳さん(歯磨きのCMなどでおなじみ)で高校3年生の設定です。亜希のお父さん役はねこにみかんの父親役の隆大介さんです。ストーリーとしては、亜希は自分のいのちが少ない事を知ります。そして葬儀社に相談します。亜希は少ない時間の中で何をしようとするのでしょうか・・・たった3分から4分の短編イメージビデオですが戸田監督がどんな映像を創りだし皆さんに何を印象づけてくれるのか楽しみな作品です。乞うご期待です。しかし全葬連側は僕のこの苦労をおわかり頂けているのか? まぁ、物事は見返りなんて考えていたら前に進まないし、誰かがグイッと引っ張らないと変りませんから、いつもそんな役回りです。(ちょっと愚痴って。笑)
ついでに「ねこにみかん」ですが、世界の映画祭に出品中です。これが終わらないと一般公開出来ないのです。今のところは来年の3月くらいに一般公開出来そうです。なんと先の長い話でしょうか… そして、有田の映画作りは3部作になる予定です。次作は来年の5~6月に撮影できるように準備しようと、地元の仲間と共に考えています。新しいかたちの映画づくりで、この有田が日本中から注目してもらえればと…。

(2013/7)

オレンジ通信 第47号~多忙だ!~
今月は何かと慌ただしい月です。月初めは福岡県と栃木県から葬儀社社長さんが社員を連れてお越しになられお互いの葬儀に対する思いや会社の取り組みについて意見交換しました。

13日には当社の取引業者さんの総会がありまして、地元の業者さんや全国の取引業者さん30社ほどが有田市に集まり会議と懇親会を開催し盛り上がりました。日頃から取引先あっての商売と考えていますので社員総出で対応しました。17日からは横浜で行なわれる葬儀業界の一大イベント「フューネラルビジネスフェア」に私が理事長を努める教育機関の京都グリーフケア協会が出店しました。協会からも著名なホスピスの先生が講演を務めました。フェアは全国から20万人近くの関係者が訪れる年に一度の葬祭業の祭典で私も一週間ほど横浜に缶詰でした。
その合間を縫って東京でのシニアライフマネジメント協会という団体の講師を務めました。講演などを頼まれると慣れないせいか、内容を考えたりしながらかなりの時間を費やします。年に何度もする訳ではないので、講演に合わせて全ての内容を替え資料を作成するのは結構時間がかかるのです。大学講師でもない私が本来はすべきではないのですが自分の抱えているものの関係で断るには難しいです。このように冷静に考えると本業ではない事柄に流されている自分がわかります。
そして月末には1週間ほど缶詰で全国の葬儀組合のホームページ用のイメージビデオを作成します。これは結構楽しみなのです。私は全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)の広報副委員長をさせて頂いているのですが、今、日本における葬儀の方向性を軌道修正すべく、葬儀業界のブランディングを考えています。そこで昨年撮影した映画「ねこにみかん」の経験から映像で訴える提案をしました。監督はねこにみかんの戸田監督にお願いし、地元有田(当社のフューネラル保田も使用)で撮影します。今売り出し中の可愛いアイドルさんも起用して画像サイトYOUTUBEで話題になるような泣けるCMのトップを狙っています。出来上りが今からとても楽しみです。内容はここではお伝えできませんが全葬連のホームページや全国の1400社のHPでもリンクをする予定です。もし、僕が企画したビデオで人の心を打つ事が出来、葬儀に対する大切さが世に伝わる事が出来たとしたらそんな嬉しい事はないです。出来上りは秋頃に当社のHPでもリンクします。
しかし、忙しい割に自分の労力対効果はすこぶる悪いというか、直接売上げに関わる仕事をほぼしていない。業界の中では影響力はありますが、必ずしも利益にはつながっていない。僕は何をしたいのでしょうか???

(2013/6)

オレンジ通信 第46号~便利が便利?~
オレンジライフでは年に2回の社長面談があります。約1週間かけて1人1時間ずつ話しをします。正社員数35名(役員除く)5日ほど缶詰で取りかかります。内容は3ヶ月ごとの目標の振り返りと達成度、次回の目標設定、自分の将来像と会社のポジションの確認やプライベートのことなど様々です。人事考課の一環として行なわれ賞与や昇給に関わってきます。当社の人事考課制度は結構複雑なんです。昔は給料も鉛筆ナメナメでやっていましたが、最近はパソコン当たり前で複雑怪奇な様相となっています。
さて、この便利なパソコンがくせ者ですね。以前にも書きましたが、こいつの普及で仕事が便利になったのは事実なんですが仕事が増える一方です。昔は人事考課なんてシステムがなくとも社長は社員1人ひとりのことを肌で感じて理解していなければならなかった。社員数が増えたとしても管理職との信頼性を深めて各社員の情報を収集したものです。しかし、現在はどうでしょうか?1人ひとりと向き合わずとも、管理職と話さなくても、クラウド上(インターネットの中で)にある社員の日報を読み、パソコンで返事を返すことでコミュニケーションを取っています。いや、取っている気になっているのかもしれません。こんな作業が会社でも、自宅にいようが、出張先でも一日に1時間30分はかかってしまいます。直接話せばいいに決まっているのですが、社員も各所に散らばっているし、私自身の出張が多いのでなかなか会うことが出来ない現状です。何もしないよりはコミュニケーションが取れるかと思いますが、目的を手段と取り違っていないか?不安になってしまいます。
世の社長さん方を見ていても昔ながらの営業スタイルで、がっつり仕事をしている社長をみると、自らが人脈をつくりだし自らの力で仕事を創り出している。商売は人の繋がりやわー!!と痛感してしまい、俺は何をやっているのやろ~?? 社員と関わることが利益を生むのか?? と不安になって来ます。  
でも、僕は社長がワンマン経営する会社よりも社員が自発的に行動する企業を目指そうと決めた時から、従業員満足を追求し、やりがいある社風を作るのだと決心し、今に至っています。
携帯電話で数人といっぺんにメールで話せたりする時代、昔の仲間と離れていても繋がっていられる便利な時代です。しかし、本質を忘れて機械に遊ばれる様なことにはならないように気をつけなければなりません。
社員達よ! 大志を抱け! 努力は報われるぞ~!

(2013/5)

オレンジ通信 第45号~お互いの目標~
今年も雪のシーズンが終わりました。私がスノーボード好きなのは皆さんご存知だと思います。
昔は11月から6月の初旬まで滑っていましたが、ここ数年は温暖化を感じずにはいられないです。今年も記録的な雪の量ではありましたが、シーズンは昔のように長続きしません。寂しい限りです。
今の私のスノーボードの目標と言えば、今年小学校3年の息子が成人してからも一緒に滑ることが出来ること。そのときに負けないことを夢見ています。ですから63歳まではバリバリに滑らなければなりません。
ここ数年の目標は2015年度にアメリカはカナダにほど近い、スノーボード発祥の地、マウントベイカースキー場を滑ることです。整地されていない深雪のこのコースに仲間達と挑んでみたいと考えています。いずれにしても体を鍛えておかなければ実現はできないでしょう。
さて、ここ数年一緒に滑っているIさんという方がいます。彼は48歳でスノーボードを始めて現在61歳です。
5年ほど前から北海道を一緒に滑るようになりました。当初は膝に水が溜まったりして大変そうでしたが、ここ数年は体を鍛えて膝も治し、毎年腕前(足前)をあげています。林の中も深雪もなんのその、きっちりついて来てくれます。彼にすれば僕の滑りが目標と言っていますが、僕にとってはIさんが目標です。60歳過ぎてもスノボが上達する!その意気込みと体が凄いです。
趣味の楽しみ方は人それぞれ考え方が違うと思います。若い時はとにかく上手くなりたい!と技術が先攻していました。今は良き仲間と素晴らしい自然を感じながら自分だけの滑りを追求しています。納得出来た時は至福の悦びです。振り返れば、仕事も人生も同じなんでしょうね。その時々の思いや目標は時とともに変化していくものです。常に自分は今、何がしたいのかを感じることはとても大切なことだと思います。
しかし、Iさんの酒の飲み方はすげー!やっぱ体のできが違うのかな(笑)

(2013/4)

オレンジ通信 第44号~親の責任~
先日行われたボランティアキッズ屋台村では地元有田川の吉備地域の小学生97名(当初予定70名定員)の参加を頂き、盛会のうちに終えることが出来ました。参加された子ども達やお買い上げ頂いた地域の皆様、有難うございました。今年で2回目となる(昨年は3月11日に保田で行った)このイベントの趣旨は東日本大震災で災害孤児となった宮城県の子どもさんを支えるNPOに有田の子ども達が自分たちの奉仕を通じて売上金を寄付することで、災害への危機意識とボランティア精神を育成させるという目的でした。
地元の子ども達は楽しくも頑張って屋台を運営し、目をキラキラ輝かせながら職業体験が出来たと思います。子ども達はどうすればもっと売れるのだろうかと自ら考え、呼び込みや出張販売を試みるなど、とても大胆で発想が豊かです。普段、大人が抑圧しすぎて、あれもダメ、これもダメと言い過ぎてはいけないと痛感しました。始まる前にスタッフへの挨拶で「最近の学校はしっかりと叱れないシステムですし、危険性があること(やけどなど)は絶対に出来ないと思います。しかし、今日は是非、危険なこともやらせて欲しいし、頭をこずくぐらいの体罰は良いですよ」と本来の企業として行う安全面とはほど遠い説明をしました。私も小学生の子を持つ親ですから最近の教育には感じるところがあり、あえて自社ではこうしようと決めていました。最近の親は(自分も含め)親の役割を忘れていないかと思ってしまいます。
さて、フューネラル吉備で行われたこのイベントですが、館内には東日本大震災のパネルの展示や被害に遭われた尊いいのちを追悼する祭壇と献花を用意していました。こちら側の思いとしては親子連れの方々が、震災を思い出していただき、祭壇に花を手向けてお祈りをして自分の子どもにいのちの大切さを語ってくれればいいなぁと思っていたのですが・・・表の屋台は楽しいし盛況でしたが、館内はあまり興味を示してくれなかったのが残念です。しかしながら涙する方もいらして、こればかりは強要する物ではないと思いました。
しかしまぁ、子は親の写し絵とは良くいった物です。最近、自分の子どものことを他人のせい(学校の先生とか)にする親が多いと聞きます。他力本願でめんどうくさいことを全くしなくなった私たち世代が次の世代を担う子ども達に何をすべきか?
子どもは親を選べないですから親は親の責任をもっと果たすべきですよね。自問自答して嫁ばかりに任せていた子育てを見直すとともに妻に感謝したいと思います。

(2013/3)

オレンジ通信 第43号~反省~
実は今日は久々に二日酔いに陥っちゃいました。若い頃は浴びるほどお酒を飲んで、あくる日の昼過ぎまで酔っぱらっていて夕方に吐いてしまうような事もあったのですが、最近はとんと飲めなくなってしまいました。肝臓の数値も高く、一昨年は半年ほど禁酒をして、ようやくまぁまぁ回復しました。その禁酒の直後は少しのお酒で酔えましたね。お酒を見ると毒のような気がして飲むのも控えていましたが、昨日は飲み過ぎてしまった。ここ数日前には運行管理者の基礎研修に出席し飲酒に対してのビデオを見た所だったのに・・・反省・・・。 酒が強いか弱いかは、ほぼ遺伝で決まるらしいですね。日本人の6割は飲める人、一割が全く飲めない人、3割がまぁまぁ弱い人らしいのですが飲酒運転で引っかかるのは飲める6割の人らしいです。 多分僕は生まれつき肝臓が強い方では無いようです。医者によれば悪くなった肝臓は量を減らしたり、休肝日作るぐらいでは回復せず、一旦やめきってしまわないと復活しないらしく、半年もやめることになりました。確かにやめる前はお酒を飲んでも「不味い」「酔えない」 しかし人に誘われて飲む、ストレス解消の為に飲む、寝る為に飲む、の繰り返しでした。

それと実は、最近少しダイエットをしました。これは膝の痛みを無くす為でしたが相変わらず膝の調子は戻りませんが、副産物として体調が良くなりました。ダイエットと言っても71kg→66kgとたった5kg痩せただけなのですが、血行も良くなりお酒にも酔えるようになりました。ちなみにダイエットの方法は腹八分目にする。出されたものを少し残す(これは大変申し訳のないやり方ですが)。そして運動出来る時は運動する。これだけ。しかし、お付き合いが多い僕には結構大変だったんですが・・・
しかしながら健康に気を使わないといけないのは、うちの長男は未だ小3になろうとしているところで、親としての責任として、この子が成人するまでは元気で仕事をしないといけないと考えます。 あと13年あるのです。しかも結婚適齢期までと考えると20年・・・長い~その時僕は70歳や!
今出来ることをきちんとしていかなければ20年も持つかなぁ??その頃にはiPS細胞で肝臓の取り替えとか出来てることを祈ります。しかし今日は辛い・・・二日酔い

(2013/2)

オレンジ通信 第42号~隣保班~
2013年を迎え初めての多事想論になります。本年もよろしくお願いします。

さて、1月はお葬式が非常に多かったです。有田聖苑火葬場も連続5日間満炉で3日待って頂き葬儀というお家もあり、当社では何とも出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 そんな中、僕の実家の隣保班で続けて2件葬儀がありました。しかも濃いご親戚同士です。当然のことながらお二人とも僕が小さい頃から良く存じていた方です。僕は3年前に家を建て、同じ野田区の中で違う隣保班になってしまいました。実家は父の名前に戻り、高齢の父には申し訳ないのですが近所付き合いをお願いしています。勿論、後継ぎですので本来は同居でなくてはならないのですが、隣接に家を建てることも出来ず、少し離れた所に家を建てたのです。 そんなことで、ここ3年は住み慣れた隣保班の集会などには出ていませんでした。

ここ最近は葬儀の隣保班の手伝いも数人を選抜する方法もありますが、うちの組内は1家に2名がお手伝いと参列に出て地域ぐるみの葬儀形態を取っています。そして、葬儀の後も公民館で一家にひとりの精進落とし料理を頂きながら故人を偲びます。今回は父の都合や体調もあり、お二人の葬儀両家とも父の代わりに手伝いと精進落としに行かせてもらいました。 感じたことは、新しく区に転入して来られた方が増えたなぁ…
17人中7人の方が新しく野田区に来られた方でした。反面、昔からのお家が空き家になる事も増えるだろうなぁ… 益々、新しい方の割合が増えてくるでしょうね。今回このようなかたちで班の皆さんの情報を肌で感じる良い機会になったと思います。
日頃、「葬儀は人の絆を継承する最後の場です」と皆さんに説明をしているんですが、実感出来事ました。おそらく、うちの班は現代の葬儀事情の中ではご近所の葬儀への関わり方が多い方だと思います。その分 制約も厳しいかもしれませんが、これに関わる事によって地域の関係性は絶えては行かないと思います。例えば今回も昨年から入居して来た2軒のお家は、この2回の葬儀を通じて初めてこの班の一員となったのだと思います。

昨今、ご近所付き合いが難しくなりました。葬儀とは、そうゆう意味で最後の近所付き合いの場であると思います。 葬儀の本来の意味は、魂をあの世へと送る儀式でありますが、その他にも色々な貴重な意味合いがあるのだと思います。お二人の故人に思いを馳せながら、僕の使命は葬儀を通じて地域のコミュニティーを継続させ無縁社会へ拍車をかけることのない地域の構築であると再確認させて頂いた年初めでした。

(2013/1)

オレンジ通信 第41号~「時間軸」~
本年も残す所あとわずかとなりました。皆さんは一年を振り返ったりしますか?僕が今年印象深かったのは・・・横浜で講演もさせてもらいましたし、映画「ねこにみかん」に協力もさせて頂きました。でもやっぱり苦労していることが一番印象に残っています。

一昨年から京都で寺子屋的学校(一般社団法人 京都グリーフケア協会)を開校して10月で早一年が経ちました。グリーフケア(死別により悲嘆を乗り越えるお手伝い)を葬儀関係者と医療関係者に対して学んで頂く場所ですが、この学校に携わることで多くの方々との出会いがありました。講師の方々は大学の先生や(心理系や医療系)病院の先生、遺族会の代表者等、人の心の問題を考える方々との交流で自分自身の考えの幅が出来たのかとも思っています。

葬儀の不必要論は都会から起こっていますが、この問題を脱却する為には葬儀自体の形態ももっと変わっていかなければならない。その為には、葬儀の根本にある悲しみと向き合う人材育成が不可欠だと考え、この協会を設立しました。当社の社員もここで学び、オレンジライフの葬儀も少しずつですが変化が見えだしたと思います。うわべを教えるだけでなく、外部の先生の教えによる本質の学びは心に入り込むのだと思います。
私自身学んだことは「悔いのない終焉」という部分に葬儀社の出来ることはないのかということです。今後益々取り上げられるであろう「看取り」の問題、都会では在宅医療も超高齢社会のなかで重要課題だと思います。医療制度のことは僕ごときが論じることではありませんが、癌による死亡率が3割にもなった今、自分の死に方(残された時間の有効活用)について自身がコントロール出来なければおかしいと思います。ホスピスや緩和ケアのあり方も変化していますが、そのことを葬儀社がサポート出来るような取り組みは出来ないだろうかと、この学びから考えています。
今年は50歳という区切りの年でもありました。葬儀を考え、死を考えると、結局行き着く所は「今どれだけ楽しめるか」ということになります。しかし、無茶をするのではなく健康に気をつけ、人との関わりを大切にし、家庭と仕事を愛して、今自分に出来ることを見いだし、悔いのない楽しみ方が出来ているのかということです。 そう考えると来年はもっと楽しくワクワクする仕事をしていきたいと思うのです。神様、来年も僕に時間と機会をお与えください!

本年亡くなったアップル社のジョブズさんの名言より
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?」

(2012/12)

オレンジ通信 第40号~「ねこにみかん」製作秘話~
今回、有田川町を中心に撮影が行われた映画「ねこにみかん」有田の方をはじめ、沢山の方々のサポートのお陰をもちまして600万円もの寄付を頂き、無事に撮影が出来たことをご報告申し上げます。有田のサポーター代表として寄付集めから制作におけるサポート等、どっぷり関わらせて頂きました。撮影が行われていた11月1日~14日にかけては仕事も出来ませんでしたが、そのおかげで多くのことを学ばせて頂きました。少しご紹介します。
1つ目は「地元の絆」再確認です。皆さんにお願いをする中で自ずと友情が芽生え、共に成し得ていくことで今まで以上にお互いの距離が近くなったように思います。地元密着企業を目指してはいますが私自身が現場へ出る機会が少なく地元の方との距離感を感じていたところでしたので本当に良い機会でした。知り合うはずの無いキャストの皆さんとも親しくして頂き、違う世界もうかがい知ることが出来ました。
2つ目は「創造する」ということです。今回の戸田監督はこの映画を通じて人の縁とその大切さを伝える為に、この映画を創造したのだと思います。脚本からキャスト(俳優)決め、場所設定、台詞、演技等、頭の中で全てを調和させながら作品は生まれます。そしてその作品が人々に伝えるメッセージとなり後世に伝わっていくのだと思います。ゼロから創るのは大変でもありますが面白さに素晴らしく魅力を感じました。
3つ目は物づくりに対する妥協を許さない「プロ意識」です。これは監督や撮影監督はもとよりキャストの皆さん、全てのスタッフに至るまで本当に素晴らしい方々でした。初日に「台本読み合わせ」という物があり、キャストの皆さんで台本を座って読むのですが、その時点でキャストの方々はかなりの読込みをされており、主演の黒川芽以さんはホームこたつに座ったまま涙を流し演技をしていました。撮影中もシーンの設定や演じる人物の心理を巡って議論が交わされ、それにより最善の方法が講じられていくのです。物づくりへの飽くなきこだわりを感じました。主演男優の大東駿介さんは、一言で言うと「めっちゃ、ええ男」って感じで、それでこそスターという感じでした。娘の婿にしても彼なら納得って(笑)そしてこの映画を陰で支えて頂いたのは隆大介さんでした。流石は黒沢明監督作品に2度出演されている大物俳優さん、なのにこの方が素晴らしくムードメーカーでして、彼が言えば誰も反論出来ないくらいのポジションにありながら、役の父親のごとくチームをまとめていらっしゃいました。それぞれが持ち場を最大限に活かし,100%以上のポテンシャルを創り出す「個の集団」それが映画作りでありました。 いつも同じメンバーでチームワークが大切なんて言っている企業とは大違いです。チームを率いる者として今回は戸田監督に惨敗って感じでしょうかねぇ・・・

さて、極秘情報としては「しみず温泉入浴シーン」で有田川町中山町長や商工会上野山会長(私の父)を含め私もエキストラで大東君や隆さんとお風呂に入っているシーン(数秒ですが)なんかもありますので映画の完成をお楽しみに!

(2012/11)

オレンジ通信 第39号~お休み~
最近、関連団体のゴルフや、子ども達の用事で仕事をしない一日があったりしますが、本来の自分の休みとは考えにくいです。この年になると全く自分の都合で休みを取る事は難しくなります。僕の場合は雪山という特別な趣味があるので冬場はよく自分の為の休日を作ります。作れる環境に感謝するのですが、逆に冬場以外はなかなか時間が取れないのが現状。今何が欲しい?と聞かれて「時間」と答えたりするのですが、これも自分の屁理屈だと思うんです。現に忙しくても冬場はちゃんと時間を作って休んでますし。冬場以外にあまり休まないのは、休むに値する事が無いという事かな?仕事にかこつけているだけなのかもしれません。

最近、年のせいか膝が原因不明に痛むので、体重を落として筋肉を付ける方法しかないと自分で決めて、鍛える為に自転車を再開したのです。毎日5時に終わって土日休みという仕事環境ではないので何かを犠牲にして時間を作り乗らなければなりません。半分は我がままと言われても、会社の会議の時間を調整したり、お客さんとのアポを外したりして時間を作る訳です。2時間という時間を作る事は容易ではないです。早起きすれば済むという考えもあるが、プライベートか仕事か? 夜も色々とお付き合いがあるのでつい不規則になり早寝出来ないのです。
自分の健康状態が会社に影響を及ぼす事は言うまでもなく、膝が治らなければ、おのずと運動も難しくなり、その結果、肥満や成人病になるのは目に見えています。そうなる事は避けて体調管理するのが責務と考えて体調と仕事のバランスを取らなければダメだと気づきました。というわけで最近は4日に一度くらい自転車に乗って20キロから30キロ走る事にしていたのですが、これが面白くなって来て遠出したくなりました。友人と本宮町の湯ノ峰温泉一泊自転車ツアーを企画して行って参りました。有田川町から白馬トンネルを抜けて椿山ダムを通り龍神から中辺路を通って本宮町までの道のり、車で走っていると坂道のアップダウンが分かりにくいですが、リアルに坂が体験出来て「僕は生きてる?」と実感出来ました。(めちゃくちゃしんどいのをやせがまん?)

人生山有り谷有りとはよく言ったものでホンマに平地は世の中に少ないですね。下りで楽すりゃ必ず登りが待ってます。自転車なら登りも楽しめるんですが人生の登りはキツいです。自転車同様に登りのあとの下りを確信出来れば少々登りが長くても走り続けられるのでしょうがね。自分の足下を見つめる良い機会でもありました。 やっぱ、人生はバランスですね。休みも重要! 十分充電出来た2日間となりました。仕事ばかり続けても効率は上がらないです。良いアイデアが浮かびそうな予感がします。体はそのあと筋肉痛でしばらく大変でしたが(笑)

(2012/10)

オレンジ通信 第38号~便利なはずが~
今日は当社のゲートボールの大会です。今日も100名以上の方々が参加して白熱しています。この文章も試合を目の前にし、作成しています。
さて、最近つくづく感じるのですが、オンとオフの区別がつかなくなってきました。モバイル(携帯可能な情報通信機器)の普及が大きな原因であると思います。一昔前までは携帯電話だけでしたが、今は携帯もスマートフォンとなりましたので使える範囲が広がります。皆さんも若い方を中心に何処に行っても携帯をいじっている風景を目にすると思いますが、あれはメールをやっていると同時に音楽を聴いたり、パソコンを使ったりしていると考えてください。調べ物があればすぐに携帯で調べ、紙類(電話帳や辞典)の調べ物をする事も少なくなります。ここ最近の流行は携帯電話自体が電波の通信局になり携帯とパソコンがあればパソコンもインターネットにつなげる事が出来ます。ですから家に居てもテレビを見ながら娘達は携帯、息子はDS(携帯ゲーム機)、僕はノートパソコン、ってな訳で、これが普通になってしまいました。 何処に居ても暇さえあればパソコンを広げて溜まった仕事をしてしまいます。不思議なもので仕事というのは、やっても、やっても減らないのですね。その根本を整理出来ないのは何処に居てもやれる時間を作ってしまっている自分自身です。いたちごっこという訳です。
それにもまして最近は、ツイッターやフェイスブックといったようなSNS(パソコン上で人と人とのつながりを促進・サポートする方法)の普及でそれにもかなりの時間を費やすのです。これが苦痛と思う私は少々年齢が行き過ぎてきたようです(笑)全てが当たり前のごとくこの現象を取り入れている現在が果たして良いものかどうか?しかし、ビジネス的にはこれについて行かなければ仕方がないです。会社を守らなければなりません。この高度成長の産物で一気に時代の先が見えなくなっちゃいましたがね。

フェイスブックといったような直接話をしないコミュニケーションのやり方、ゲートボールを一緒に楽しみながら地域の方々とのコミュニケーション。どちらがいいのかは書かずとも必然です。
せめて、こんなときくらいはこの原稿も書かない方が・・・分かっているのですが今日もやっちゃいました。

(2012/9)

オレンジ通信 第37号~誕生日会~
先月の21日で50歳を迎えた訳ですが、その時に友人と社員、家族が誕生日を祝ってくれました。誕生日はここ数年家族でご飯を食べるくらいでした。パーティをやったのは小学校のお誕生日会くらいです。若かりし頃は彼女とディナーなんて事もあったのでしょうが、本当に久々にお祝いしてもらって感動をもらいました。
その日は京都に出張でした。友人代表が誕生日会を開催してくれるという風に言ってくれていましたので「7時頃に帰るから」という事で、行きつけの居酒屋さんかどこかで一席保ってくれるのだろうなと思っていました。京都を出るときに少し遅くなると電話をしましたらフューネラル保田に来てくださいとの事、式場か?と思ったのですが行ってみてびっくり!ほぼ全社員と友人20名ほどと、なんと両親まで総勢60名くらいが待っていてくれました。人数の多さにびっくりしたのと、演出にも驚かされました。似顔絵入り誕生日ケーキは50本のローソクが立てられていましたし、シャンパンタワーにシャンパンを注いで乾杯したり、なんといっても皆さんからのビデオレターが非常に楽しくも嬉しい感動でした。ひな段に座ったのは結婚式以来です。嬉しいやら恥ずかしいやらで「こそばがゆい」とでも言うのでしょうか・・・とにかく自分が主役っていうのが最近なくて久々に有頂天になっちゃいました。
最後に挨拶をさせてもらい「ナルシストかもしれないですが僕は幸せです」とホンマに自分大好きやなーと感じましたが、こんな誕生会を開いてくれる仲間や家族に感謝せずにはいられませんでした。これは50年生きた印ではなく、これからの人生をどう仕上げてくれるのかという、皆さんへの「約束会」にも感じられ、本当にいい節目となりました。
気が付けばもう人生の半ばを過ぎて、とうに自分に責任を持たなければならない(当たり前ですが)年齢になっているはずでしたが、最近はまだまだ甘えがある自分に気付かされます。そして親の存在のありがたさを実感します。何を相談する訳ではないのですが居てくれる事が安心です。私もそう思ってもらえるのでしょうか?自覚を新たに人生の仕上げをしていくつもりです。まだまだやりたい事だらけですが残された自分に何が出来るのかを考え、もう数年は家族にも甘えさせてもらって夢を実現したいと考えています。自分の使命を確信しつつ世の中に何を残すのかという事が課題でしょうか・・・
しかしながら、まだ小学校2年生の長男がおりますので気持ちは10年若く、人よりも長く仕事と子育てをしないと、今の僕が感謝しているような親とは認めてくれないでしょうね。楽はできませんねぇ、栄作ファイト!!

(2012/8)

オレンジ通信 第36号~ねこにみかん~
先日、有田川町地域交流センターにて、チーズフィルムの戸田彬弘監督の有田を舞台に制作される映画「ねこにみかん」のキックオフイベントが開催されました。この監督は1983年生まれです。僕よりも19歳年下ですが、凄い映画を撮ります。前回の作品「夕暮れ」を上映しましたが、死と生を考えさせる素晴らしい映画でした。まさにオレンジライフの考えと合致します。今回の作品は 「家族の存在が希薄になっている昨今、関係がいびつな家族を通して機能できない関係性の中でも、それぞれが存在理由を認め合っていれば共存できるという事をテーマとし、他人を認める豊かさと、家族の素晴らしさを感じる作品」とのことです。 この映画の流通経路は、先ず自主制作してから、映画展に出品して配給先に売り込む方法です。ローコストで完成度は高いのです。僕たちは、この映画が旨くデビューしてくれれば、有田の地域振興が出来ると考え応援しています。
さて、最近よろこびを感じる事がありました。先ずは、フューネラル保田で行われた「和会」の会食です。保田地区の方を中心に有田市の方々が毎回80名くらい集まられ和やかにお食事をされます。団体というしがらみがなく仲の良い方々の地域のコミュニティです。そんなお手伝いを当社が出来ることは凄く光栄な事です。
2つめは久々に地元で飲みに行った時の事です。井口区の方々が隣保班の飲み会や~と8名ほど入って来られました。次は水尻区の隣保班の方々が大勢でおいでて、凄い盛り上がりになっちゃいました。勿論、全ての方々が僕も知り合いです。満席+αで店は凄い事に!地元で和気あいあいは楽しい!!めっちゃ嬉しくて飲み過ぎました。
葬式は家族葬が増えて・・・無縁社会化?? なーんて考えていましたが、まだまだ捨てたものではないですね。
2つの事から地域の絆を確信しました。
戸田監督は今回の「ねこにみかん」で家縁や地縁が希薄になっている世の中に「縁」の大切さを問いかけようとしているのだと思います。それに関わる我々が縁のある有田を残していきたいものですね。

(2012/7)

オレンジ通信 第35号~成功の鍵~
ここは羽田空港、一昨日から福島の会津若松と東京に出張に出ています。やっと帰れるって感じです。会津には仏壇の取引先があり、先日から当社の社員が40日ほど研修に伺っていた会社の展示会がありましたので、普段はなかなか行けない場所ですが思い切って行ってまいりました。
私と同年代の社長が企業変革を志している仏壇の製造卸し売りを一括で行っている珍しい会社です。今日の仏壇はほとんどが東南アジアや中国でパーツをオーダーして日本で組み立てているというのが現状です。従って日本製でも材料は外材です。しかし、ここは材料も日本木を仕入れ、乾かし加工、一貫してメイドイン・ジャパンです。そして会津ならではの塗り物や蒔絵の技術が非常に高い会社です。こだわりを持って従来の古典的仏壇の製造も行い、現代的にアレンジした提案型のものも良く、ものづくりに感銘を受けています。当社も今後はこのメーカーの商品を主力にしていくつもりです。
さて、その展示会の中で講演会がありました。早稲田大学のビジネススクールの講師で日本経営品質賞の役員である岡本さんという方です。久々に講演を聴いて刺激を受けましたし、自分の考えは間違っていない事に嬉しさを感じました。 例えば失敗するとき「業界のトレンドを追いかけている事は思考が停止しているのに等しい」今、流行っている事は誰にでも分かる、それを追いかけて安心していては何も考えていないのと同じだということ。
「精神論を伝えるだけでは意味がない」何かにつけて頑張れ!努力しろ!そんな事は抽象的でなにをすれば良いか分かるはずもない。結果を出せる仕組みを伝えないと。 皆さんも心当たりはありませんか?どんな事にも流行があり終わりがあるのに今に安心してしまう事や、僕も昔人間ですから「根性見せろ」みたいな指導をしたりしますよね。僕結構素直に受け止められました。
非常に共感出来た事は、戦略には目的や過程の計画を立てる事が重要ですが、必ずしも計画どおりにしてはいけないという事ですね。昔は計画すら立てずに商売をしていましたが(笑)
大切なのは直観です。それは経験(先例・先史)を持った経営者が目的意識をしっかり持って「ひらめき(要素融合)」で決断することであると仰っていました。計画を立ててもあれ?って思ったら、すぐに軌道修正したり、180度変えていくことが必要であり、タイムリーにジャストフィットさせる経営手腕が必要であるということです。
「社長、それはこの前はこう言いましたよね?」「今日は昨日と違うし!」これ僕の持論でしたが悪くないですね(笑)
めまぐるしく変わる世の中です。通常のことを努力してまじめにやれば結果が出るという事が悲しいかな、難しい時代です。こすい商売は断じてしたくないですが、こすいやつには負けられません。男はいつの時代も戦い続けるのです。(カックイイね)

(2012/6)

オレンジ通信 第34号~我を知る~
先日、香港で行われたアジアの葬儀関係の博覧会に出席してまいりました。アメリカとオセアニアの技術をアジアに導入し、逆にアジアの低価格商品を売り込むというような感じの博覧会でした。ノウハウを講演会で発表し(欧米)、商品を展示会でアピール(アジア)していました。 私も葬儀の先進国であるオーストラリアの葬儀について学びたい気持ちで参加しました。オーストラリアやニュージーランドでは私が京都で取り組んでいる死別悲嘆(グリーフ)に対する取り組みが先進的な国です。その方式を日本に取り込みたいと以前から考えていたからです。
アメリカでは葬儀産業に対しては早くから整備が進んでいました。法がきちんと整備されていて葬儀社にも国家試験があり、死後の遺族に対するケア的な部分もしっかりしています。逆に日本は伝統的な村社会の葬儀があり、地域別に必然的に営まれ、葬儀社の役割はどちらかというと地域コミュニティの中にあり、人の繋がりが役割であったのではないでしょうか。従って欧米では法律が先攻して進み、日本では個々人的なスキルで進んでいったのだと思います。今後は日本ではもっと法律が葬儀社を縛る仕組みが必要であると思っています。
今日の葬儀離れを起こした原因は一部の悪徳葬儀社とネットでの紹介サイトなど、闇雲に高額で売っていた悪徳業者と低価格を売りにアピールする事しか出来ない非能力業者であると思っています。ですから、きちんと仕事のできる葬儀社のみが営業できる仕組みが必要なのです。お客様はチラシやマスコミに弱いですし、実際見分けがつきにくいですから。そんな所も気になる所でした。
さて、実際に今回感じた事は、「語学力がすこぶる乏しい」ですね。講演は通訳がしっかりしないと分からない!でも一緒に行った方々はペラペラな方が多くて理解出来ていたり、ただただ非力さを痛感しました。
それでも世界も自分も大きく大差はないというのが実感です。ただ、大きく違うのは環境と文化です。私は今まで自社の事業を進めて行く上で多くの日本の葬儀社の真似をしてきました。現に真似でウケていた事が多かったのですが、最近は自分で作っていく事ばかりです。少し行き詰まった所もあり海外の真似が出来ないかと密かに企んでいましたが、やはり真似の出来る事はありませんでした。ここまできたら日本流のこれからの日本の文化にあった葬儀を自分で考えなければならないと確信しました。
それには今取り組んでいるやり方をきちんと整理して自社に取り入れ実践して行く。そして一歩ずつ進んで行くほかありません。まさに葬儀は今、転換期です。有田の葬儀は意義あるものにしたいです。地域に還元出来る葬儀を提供出来るオレンジライフでありたいとの思いを海外の葬儀事情からあらためて感じました。
・・・香港のシャコ海老、おいしかった(笑)・・・

(2012/5)

オレンジ通信 第33号~自然体~
今日は4月15日です。昨日は京都で仕事がありました。夕方まで時間があったので、桜見物を兼ねて久々に自転車で走ろうと思い、車にバイク(自転車)を積んで出かけました。京都の事務所(七条)近くに車を停め、バイクを下ろし、着替えて大原の三千院に向けて出発です。以前行った時はちょうど桜が終わった時期で、その時の残念な気持ちがあり、今度こそとの思いでした。
先ずは見所の賀茂川沿に出ました。そこは満開の桜で花吹雪が舞い散り、少し雨混じりではあったものの素晴らしい光景でした。河原を走れるので信号も無く、いい時間が流れました。大原までは20キロほど(1時間ちょい)で到着する事が出来ました。久々に乗ったので後半の坂道はいい感じの疲労感でした。
しかし到着して愕然!「桜が咲いてない」 同じ京都でもこんなに時期が違うのかと思いましたが、それでも雨を吸った苔庭は素晴らしく心を和ませてくれ、一人でニンマリと見物。その後、ちょっと物足りなく感じたので嵐山まで行ってみようと思いスマートフォンで地図を検索し、ナビに切り替え、距離を見ると20キロほど、時間的には大丈夫だったので足を伸ばす事にしました。 金閣寺の前から龍安寺・仁和寺を通って嵐山に行く道すがら京都は本当に桜が多いことを実感しました。観光客の多い嵐山の展望台まで一気に登りきり渡月橋を渡って帰路につきました。
バイクで走ると普段気づかない事を沢山気づかせてくれます。今日は、わびさびを感じる風景を存分に見て、美しいものを美しいと感じられることの大切さを感じました。若いときにこんな感動は無かったのに年を重ねるたびに不思議な感じです。
そんな事を考えながら好きなバイクに乗っていると魂が解放されていきます。今の僕の生き方は本来の僕のやりたい事と同じなのか?自然の中に身を置き、体を動かしていると、物欲はなくなり、本来の自分は自然好きなのんびりした寂しがり屋である事に気づきます。それなのになぜ?こんなに自分を追いつめて生きているのでしょうか?ドMなだけでしょうか(笑)日常があってこそ魂は解放される時があるのであり、毎日が自分らしい生き方なんてなかなか出来ないですね。
重ねて来た人生50年、そろそろ事業継承も視野に入れつつ、残りの人生設計をしなければなりません。しかしながら、まだまだ肩にかかる荷物は下ろすことは出来ないようです。 散りゆく桜と走らせる自転車に人生を置き換え、残りをどう走ってやるのかを心のナビに問いかけましょう。
満ち足りた5時間に感謝し、少し「自然体」に戻って日々を送る事にしたいと思います。

(2012/4)

オレンジ通信 第32号~プチ遭難~
最近はコース外を自己責任で滑れるスキー場が増えています。歩いて登ってはコース外を滑るのです。誰も滑っていない自然の中の木々の間を滑っていると、不思議のアリスの国に来たような不思議な気持ちになりますし、危険な場所はアドレナリン作用でこのうえなく爽快な気分になります。このようなスキーをバックカントリーと言います。2時間登って滑るのは10分みたいな事をするのですから本当に雪山馬鹿だと思っています。
さて、今回はニセコスキー場に行った時の話なのですが、ニセコは簡単にバックカントリーが楽しめるスキー場です。リフトで登り少しだけ歩けばコースの横手の山や林の中等を自己責任で自由に滑る事が出来ます。ニセコのアンヌプリ山の頂上に登るにはリフトで30分、歩いて20分です。そこからコース外をかなりの距離滑れるので労力があまり要らずに滑れる本当に数少ない場所なのです。
その日、気温は高目で風が強く山頂に登る道も強風で歩きにくい程でした。頂上に着くと周りが全く見えない状況、まさにホワイトアウトです。しかし何度も来ている僕には自信があったので滑り始めました。周りは全く見えず、足下の雪がなぜかいつもより凍っていたのが気になったのですが少し経つと更に雪質が固くなりました。その瞬間、雪の表面が割れてきたのです。「これはヤバい!」この症状が大きくなると雪崩が起こる事を知っていたので身も凍る思いでした。
今僕が登って来た右に戻ろうと考え、右へ右へとトラバース(横に滑る)しても一向にいつもの場所に出ません。焦りと孤独感、それは僕から平常心を奪い去り本当にここはどこなのか?もしかしたらとんでもない場所にいるのではないだろうか?と錯覚に陥りました。
しばらくして森林が見えだしたので着実に下に降りている安堵感はありましたが、依然見た事もない場所で山の傾斜が無くなって来たのです。雪は新雪で板を脱げば股まで雪ですから歩いて進む事はほぼ不可能です。このまま止まってしまえば万事休す、と再び「青く」なりました。幸いにもゆっくりではありましたが板が進んだので、トラバースを続けていますと、かすかにリフトのアナウンスの音が聞こえました。「助かった」と思いました。そのまま尾根を3つほど超えるとやっとスキー場が見えたので無事に帰れた事を神様に感謝しました。翌日、もう一度頂上に行き確認すると今年は積雪が多く頂上の地形も例年と少し変わっていました。おそらく自分が思うよりはるかに北斜面に滑り降りていたようです。
この事で学んだ事は「思い込みに注意」「自信が有ればあるほど気付かない事がある」「冷静さを失ったらダメ」ってことでしょう。こんな当たり前の事をこの経験は「死ぬほどの恐怖」を持って体感させてくれたのです。分かっている事でも分かっていない。神様は僕に何を悟らせたかったのでしょうか?そう考えながら事業の舵取りをせねばと思います。・・・しかし怖かったよー(泣)

(2012/3)

オレンジ通信 第31号~ジョギングから学ぶ~
やっとフューネラル吉備の裏の「ポッポ道」が完成したようです。これは旧有田鉄道後を町が買い上げて遊歩道にしたもので、自転車や歩き専用の道です。全長はJRの藤並駅から旧金屋口駅、今は鉄道公園として(先日も映画の撮影などもあったようですが)有田川町の観光スポットまでの11キロほどです。ずいぶん前から工事が少しずつ進み4年越しで完成しました。僕の家はこのポッポ道の目の前にあるため、ジョギングによく利用します。家から鉄道公園までの往復で6キロほど走ります。とは言っても10日に一回走れればいい方です。あとは福祉センターでサイクリングマシンに乗ったり、以前は自転車で風力発電機の麓まで登ったりしたんですが、最近は時間がないことを理由にあまり運動しなくなりました。今年、50才になりますので健康面を気にしなければなりません。家族のため、会社のために出来る限りの体調管理をするのは経営者の勤めだと思っています。
先日も久々に走っていたのですが、いつも感じることがあります。工程を把握してペース配分することは勿論です。しかし、実際に走り出すと、とにかくペースをつかむまで「しんどい」。ある程度走ると楽になるのですが、今度は先が気になります。この辺までくれば残りはこの位「とか、あそこからちょっと登りが入るから嫌やなぁとか、そんなことを考えだすと更に「しんどく」なってしまいます。ところが、何か違うことを考えながら足元だけを見て走るとずいぶん楽に走れてきます。
これって事業に生かせないかでしょうか。ジョギングの全行程を把握してペースを考えることは事業に置き換えれば、目標と段階に合わせた方法をきちんと戦略することに匹敵します。この考えは通常の企業であれば当たり前のように行っている作業です。(余談ですが最近の銀行資産よりも事業計画を重視します。)
一方、他のことを考えながら足元を見て走ることは企業ではどんな風にする事なのでしょうか?ある登山家は酸素が薄い高所では「感謝の気持ち」が湧く事を考えながら登ると心拍数が下がるといいます。試練に挑む場合の心の持たせ方を自分でコントロール出来る手法を知っていれば、こんな凄い事はありません。
理念や目標や戦略は理論上のものであり、それを達成していくには一種独特な思考の組み立てが必要ですね。そんな旨く乗り越えられる方法が分かってればねぇ
んー、やっぱそう甘くはない。そう考えると天から神様が降りて来て成功させてくれるのを待つくらいの気で行きますか! まぁとりあえず見切り発車しときますw (笑)

(2012/2)

オレンジ通信 第30号~情報化とコミュニティの枠~
「ソーシャルネットワーク」という映画が上映されたのはちょうど一年前の事です。それを機に日本でもフェイスブック(以降FB)への登録者数が伸び始め、現在では600万人と言われ、日本でも20人に1人が登録している事になります。全世界で6億8千万人の登録者(世界人口の10分の1)からみれば日本はまだまだ少ないですが、利用している僕も利用者が増えているのは実感しています。(特に年配の方で自営業の方とか) パソコン(携帯電話)の中で友達同士が情報の交換をするのです。条件としては実名で行います。顔が見えてリアルですし信頼性があります。ビジネス目的で試行錯誤する人もいますが、基本的には友達同士の意見交換会としての目的使用だと思います。
例えば、「上野山栄作は今から会社でこんな会議をします」「今日は葬儀でこんな事があって感動しました」「晩ご飯はこんな店に行ってこんな料理を食べました」もっと言うと、今の心境や悩みを乗せたりします。それを見た僕の友達(FBに登録している中で僕と友達になる契約をした方)は、「何の会議?」「そんな葬儀にしてあげて良かったね」「それ美味しかった?」「そんな考えも有りですが僕はこう思う」というようにやり取りをしています。
もともとハーバード大学の学生間のコミニケーションツールとして生まれましたが現在では世界をつなぐシステムになりました。先日も出張でスイスに行っている友人とリアルタイムで向こうの情報をもらったり、北海道や東京の友達と毎日のようにやり取りしています。有田の友達ともやり取りしているのですが、地元なのか何処なのか、まさに距離という概念はなくなり全て同じ友人となります。道路事情や車の普及により行動範囲が広がったように今や世界が画面の中で繋がっているのです。
一方で面白いのは個人情報保護と躍起になっていた皆さんが、実名で登録し会社名や趣味まで打ち込んでフルオープンです。結局、情報開示しないと落ち着かない、これ当たり前の話しですが個人情報保護法って何なんでしょう。
葬儀の看板さえ出さない葬儀が流行り、一方では地域を飛び越えて画面上でコミュニケーションを取り合い、絆という字が流行りつつも益々拍車をかけ薄れる地域でのコミュニティ。葬儀のときくらいは式場で故人を偲びつつ、ご近所の方々とじっくり話しをすることは顔が見える最後の近所付き合いだと思うのです。人には人との関わりが必要なのです。
そんな世の中に、このようなお話を処方箋としていかがでしょうか?
1月28日、人が人を支えるための講演会を開催します。是非ご来場ください。

(2012/1)

オレンジ通信 第29号~家政婦のミタ~
皆さん、人気ドラマ「家政婦のミタ」はご覧になっていますか?今年のドラマの中では視聴率ダントツNO1です。しかし、このような視点でこのドラマをご覧になっている方は少ないと思います。

最愛の方を亡くした深い悲しみのことを「グリーフ」といいます。そしてそのグリーフに寄り添い支えることを「グリーフケア」というのですが、まさにそのようなことを理解できるドラマです。母親を亡くした阿須田家には高校生から幼稚園までの4人の子どもがいます。突然の母の死に家族は悲嘆にくれています。そんな家族が家政婦紹介所で三田を紹介されるのですが、三田は感情がなくロボットのような振る舞いで、確実に次々に問題を解決して行くのです。
例えばお母さんの仏壇とか衣類や思い出の品があるから忘れられない「三田さん燃やしてしまって」と頼まれると「ショウチシマシタ」と本当に燃やして・・。通常あり得ないことをする中で死という現実を受け止めさせ家族の絆のなかで悲しみの終息を導きだします。又、お母さんの死は自死で原因は父が愛人を選び離婚を願い出たことであった事実を子ども達が知り、死だけではない悲嘆の要因が絡み合う(複雑性悲嘆 とても厄介な心の傷)までも浮き彫りにします。男性特有の悲嘆を、祖父の振る舞い(怒鳴り散らして夫を責め、わざと子ども達に冷たくする態度など)で表現していたり。第8話では、三田がなぜ笑わなくなったのか、三田自身も夫と子供を亡くした、深い悲しみに包まれた過去があり、そのせいで感情が表せなくなったことが判明します。ドラマの行方も気になりますが死別悲嘆という所にスポットを当ててご覧いただければと思うのです。

さて、僕が今秋から取り組んでいる一般社団法人京都グリーフケア協会の事業はそのような方々の心の怪我を理解し、自分(会社)たちに何ができるかということを学んだり、悲しみの中にいる方を支える相談(カウンセリング)を行ったりという活動の場です。死別悲嘆は時間とともに幾分かは回復に向かうのが通常ですが、自分から前向きに事実と向き合い乗り越えて行くほかありません。しかし、その過程の中で葬儀社オレンジライフに出来ることはあると考えています。年明け、1月28日には吉備ドームで「最愛の方を亡くすということPart2」と題して講演会を開催します。
ミタさんのように「ショウチシマシタ」と即解決は出来ないけれど、当社に出来ることを探して行きたいと思います。

(2011/12)

オレンジ通信 第28号~モチベーション(動機付け)~
先ほど女子バレーボールのワールドカップの日本対ブラジル戦が終わった所です。日本が3セット先取し勝ちました。世界ランキング1位にストレートで勝った!やりますね日本女子!サッカーもそうですが本当に女性はガッツがあると最近つくづく思います。すらっとスタイリッシュになった体型とは裏腹に古来からの大和魂は脈々と宿っているのでしょうか?女子バレー監督のコメントに「一致団結して」という言葉がありました。もともと農耕民族である日本人にとっては生活の中で必要不可欠でしたが最近はスポーツ界のみの言葉となり寂しい思いがします。
この一致団結は企業も同じく凄く大切なキーワードです。スポーツでは目的は非常にわかりやすく「めざせ、世界一!」です。そして一致団結してあの神がかり的なプレーを生み出します。監督の手法も選手の潜在能力をいかに引き出すのかということに尽きるのでしょう。企業もこうありたいですね。明確な目標に向かって一丸となって進む。社長は社員のモチベーションをどう高めてやれるのかに尽きるのでしょう。
当社の社員も女性の方が根性座っているような気がしますね(笑)勿論良い意味ですよ。しかし残念なことに女性は長く勤めてはもらえないです。その理由の大半は幸せな結婚ですから嬉しいことなのですがね。(社内結婚も多いです)

さて、当社は3ヶ月に一度の目標設定を行い考課制度にも反映させています。つい先日の目標設定の面談の席で、女性社員の一人から「夢であった海外留学に行ってみたいので来春に退職させてほしい」という話が出ました。僕は「自分の夢を実現させることはすばらしいから応援するよ。でも会社のことを考えると君の抜けた穴は大きいから退職するまでに後継者を育てることを次の目標にしてくれるか」といいました。彼女は優秀ですからきっと前向きに目標を達成してくれるでしょう。このときの彼女の動機づけ(モチベーション)は「自分の夢を追うための退職、有終の美を飾るために」もいいのですが「今までは人を育てる経験は無かった。最後にこのチャンスを活かし自分のスキルアップのために取り組もう」とプラス思考で考えてくれたほうが素晴らしい結果がでるはずです。これをプラスのモチベーションと言います。マイナス思考でもモチベーションは上がりますが、プラス思考で自分を奮い立たせたほうがより成功するそうです。
しかしうちの女性軍はよく働くし、お客様に尽くす素晴らしいメンバー揃いですね。何処に出しても恥ずかしくありません。そんな彼女たちのやりがいを見つけるため僕は日々努力を続けるのです。

(2011/11)

オレンジ通信 第27号~企業理念~
さて、今回は少し愚痴も挟んでしまうのですがお許しを頂きたいと思います。あくまでも個人的な意見です。
僕は当年49歳です。3年前にフューネラル吉備の裏側すぐの有田川町ポッポ道(旧有鉄道後)沿いに自宅を建てました。それまではアパート暮らしでした。その頃は式場建設ラッシュで借入が多くとても個人の家を建てる状況では無かったのです。しかし色んな方から「社長がアパート暮らしはおかしいでしょう。信用に関わりますよ」と助言され、確かに気がつけば社員30名以上の中小企業の社長がアパートではなぁと思い妻に相談すると「やっとこの時が来た」と家族は大喜び、無理をして身分不相応なくらいの家を建てました。ここが俺の城や!ハッピー!仕事やりまっせ!
そして3年が過ぎ、つい数日前の話です。大手住宅メーカーの担当者がいきなり来て、「隣にアパートを建てます。工事が始まりますので宜しく」とのこと、いきなりやなーと思い図面を見せていただきますと広い土地なのになぜか?我が家の真横に建物が??ちょっと面食らって、こんな畑の真ん中なのによりにもよって真横に立てるのは訳が分からず質問すると、事業主の利益のため効率のいい土地活用の結果とのこと、確かに法律上は問題無し。しかし、地域のつながりと利益とのバランスを考えることは出来ないのだろうかと思い、その住宅メーカーの和歌山営業所に電話してみると怖い方のように捲し立てられる始末。確かに当社も式場建設などで回りの方々にご迷惑をかける場合もありますが、地域への配慮は最優先と考えています。土地活用の一環として地主さんとハウスメーカーさんの共同事業、責任の所在がどうもよくわからないのと、和歌山営業所のあまりの態度に落胆しました。僕としてはもっと段階を踏んでコミュニケーションがほしかったのです。
さて、僕は企業とは社会にどれだけ貢献し存在意義(使命)を達成出来るかということだと信じています。その目的を果たすための根幹となるのが「企業理念」や哲学です。当社の企業理念は「いのちの輝きと悦びに満ちた人生創造」ですが、常に社員に浸透させ、お客様のより良い人生をサポート出来る企業創りを心がけています。とは言えクレームもあります。そのほとんどはミスではなくお客様とのコミュニケーション不足で起こることが多いのです。思えば同じようなことなのですがね。 積水ハウスさんの基本哲学は「人間愛」です。HPで調べてみてもすばらしい考えです。しかし大企業になればなるほど理念を末端に浸透させるのが難しいということを悟らされた出来事でありました。
当社はどうか?今回のことをきっかけにトップの思いをしっかりと社内に浸透させることの大切さを思い知らされた出来事でした。この愚痴はきっと僕を成長させる。そう思いたいです。

(2011/10)

オレンジ通信 第26号~裸の付き合い~
皆さんは有田川町の大谷温泉ってご存知でしょうか?
僕は亡くなった祖父に良く連れて行ってもらった記憶があります。小学校の頃ですのでもう40年以上前の話です。そこの湯はとても高温に湧かされていて小さい僕は入るのに苦労した記憶があります。僕にとっては祖父の記憶をひも解く大切な場所です。
そこの水はアトピー性の皮膚病などにも効果があるらしく水を汲みに来られる方も多いようです。確かに入ると肌がツルツルになりなかなか冷めません。今は温泉という定義が変わり25度以上の源泉ということらしく温泉とは名乗れなくなったのだと女将は言っていましたが、僕が生まれる前からあるこの温泉は今も高温で僕にとってはやはり温泉です。湯も良いのですがもう一つ、ここのご主人の料理は本格的な日本料理でとてもこだわりがあり美味しいのです。昨日は御坊市と和歌山市の葬儀社さんとで伺いました。お二人にとっての印象は、隠れた温泉宿のインパクト、そして温泉に入っての心地よさ、極めつけは美味しい料理です。皆非常に喜んでくれました。
今、我々の業界も厳しい時代を迎えようとしている中で、同業者のネットワークから生まれる品質やサービスの 改善は必須です。スケールメリットを生かした今後の展開を模索していました。全てはお客様と社員の為にです。
僕が大谷温泉を選んだ理由はこの方々との裸のおつきあいです。全てを見せて本気でつきあいたいと宣言したかったのです。湯槽に3人で入り結束を固めました。
今の時代。インターネットの普及が著しくなり色々な形で情報を交換し合います。今日も一日かけてFacebookというソーシャルネットワークの勉強会を社内でしました。勿論大切な情報広報ツールだと感じているからです。今後益々企業は自らの情報開示を行いお客様に信頼を与えなくてはなりません。
しかしその裏側で「一緒に風呂に入る」、「酒を酌み交わす」そんなことを忘れてしまわないようにしたいと昨日と今日の僕の行動で感じました。人は人との繋がりを求めます。その方法はさまざまな時代に突入しています。

(2011/9)

上野山栄作の多事想論