株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2013/5 オレンジ通信 第46号便利が便利?

オレンジライフでは年に2回の社長面談があります。約1週間かけて1人1時間ずつ話しをします。正社員数35名(役員除く)5日ほど缶詰で取りかかります。内容は3ヶ月ごとの目標の振り返りと達成度、次回の目標設定、自分の将来像と会社のポジションの確認やプライベートのことなど様々です。人事考課の一環として行なわれ賞与や昇給に関わってきます。当社の人事考課制度は結構複雑なんです。昔は給料も鉛筆ナメナメでやっていましたが、最近はパソコン当たり前で複雑怪奇な様相となっています。
さて、この便利なパソコンがくせ者ですね。以前にも書きましたが、こいつの普及で仕事が便利になったのは事実なんですが仕事が増える一方です。昔は人事考課なんてシステムがなくとも社長は社員1人ひとりのことを肌で感じて理解していなければならなかった。社員数が増えたとしても管理職との信頼性を深めて各社員の情報を収集したものです。しかし、現在はどうでしょうか?1人ひとりと向き合わずとも、管理職と話さなくても、クラウド上(インターネットの中で)にある社員の日報を読み、パソコンで返事を返すことでコミュニケーションを取っています。いや、取っている気になっているのかもしれません。こんな作業が会社でも、自宅にいようが、出張先でも一日に1時間30分はかかってしまいます。直接話せばいいに決まっているのですが、社員も各所に散らばっているし、私自身の出張が多いのでなかなか会うことが出来ない現状です。何もしないよりはコミュニケーションが取れるかと思いますが、目的を手段と取り違っていないか?不安になってしまいます。
世の社長さん方を見ていても昔ながらの営業スタイルで、がっつり仕事をしている社長をみると、自らが人脈をつくりだし自らの力で仕事を創り出している。商売は人の繋がりやわー!!と痛感してしまい、俺は何をやっているのやろ~?? 社員と関わることが利益を生むのか?? と不安になって来ます。
でも、僕は社長がワンマン経営する会社よりも社員が自発的に行動する企業を目指そうと決めた時から、従業員満足を追求し、やりがいある社風を作るのだと決心し、今に至っています。
携帯電話で数人といっぺんにメールで話せたりする時代、昔の仲間と離れていても繋がっていられる便利な時代です。しかし、本質を忘れて機械に遊ばれる様なことにはならないように気をつけなければなりません。
社員達よ! 大志を抱け! 努力は報われるぞ~!