株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2015/12 オレンジ通信 第78号有田の宝

今年は暖冬と言われていましたが、急に雪が降ったり、最近異常気象が当たり前になってきました。先日、気象ってすごく大事なのだと友人のみかんづくりのプロOさんの話を聞いて感じました。「今年は腐りやすいんやー」ということで、雨の時期とか量とかで甘さと酸味のバランスが変わるだけではなくて、腐り具合とかもぜんぜん違うのかと改めてみかんづくりの難しさを実感しました。「今年は、いちごに触るようにみかんのももに触れるんや」と本当に大切にみかんを扱う彼を見て、これぞ職人や!と思いました。

さて、考えてみれば、昔から有田に住んで、当たり前のように見ている有田みかんですが、地元にこんな素晴らしい特産品があるということはまちの宝ですね。先日も「ソトコト」という雑誌の取材でみかん山の段々畑で集合写真を撮りました。この雑誌は都会向けに田舎暮らしや田舎のいいところを紹介する雑誌ですが、その記者さんによれば、ここ数年で都会の田舎思考がすごく高まっているということでした。物や便利さに憧れた価値観が少しずつ崩れかけているようです。田舎でほっこり的な暮らしに憧れる時代がもうすぐ来るかもしれません。そんな時、みかんづくりに若者が多数訪れるまちになれば嬉しいですし、みかん農家の皆さんが有田の要であり宝であることは紛れもありません。農業者の皆様の頑張りを応援したいと思います。
今年は国の政策で地方創生がうたわれました。10月末には各自治体から「まち・ひと・しごと創生総合戦略」なるものが発表されているはずです。未来に向けて具体的まちづくりの計画が進んでいくでしょう。是非、皆さんもご自身のまちの計画書に目を通してみてはいかがでしょうか?自分たちが住むまちの計画書ですから住民が理解していることが何よりも重要だと思います。
私自身も今年、まちづくりに関わることでたくさんの方々との出会いがありました。有田川町では住民主体のまちづくりが進められています。そのなかで、そのエンジンとなる「チーム変人」というグループを住民数名で結成しています。2015年を振り返り、このグループでの活動は私にとって非常に意義のあるものでした。ちなみに変人とは変革を起こす人々で、決して変態ではありません(笑)
志を同じくする方々との出会いは非常に興味深いものです。来年もたくさんの方々に出会えるよう自分自身も努力をしたいと思います。

これからがみかんも大詰めです!みかん農家の皆様には、一年で一番忙しい時期です。くれぐれもお体にご自愛いただき、我らが有田ブランドを全国にお送りくださいませ。