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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2016/2 オレンジ通信 第80号スムーズ

今年は本当に暖冬でスキー場には雪が無く、本来なら12月から滑りに出かける僕ですが、初滑りはお正月開けてからでした。その時点でも積雪量は昨年のたった8%しかなく、ゲレンデは土が見えているような状態でした。先日の大寒波でやっと普通のスキー場になったといった感じですが、従来に比べるとまだまだ雪が足りていない状態だと思います。雪国の方は雪が少ない方が暮らしやすいでしょうが、逆に雪を生業にしている除雪作業やスキー場にとって今年は大打撃だと思います。

さて、話は変わって先日社員から「先輩のスムーズな仕事運びに感銘を受けた」という報告がありました。ではスムーズに事を運ぶには何が大事なのでしょうか?先日の大寒波に見舞われた1月24日の僕の体験を元に考えたいと思います。
テレビでは広島での30年ぶりの積雪120cm越えや、雪の中で行われた駅伝の中継が報じられていました。「こりゃ早く帰らないとヤバイな」と感じ長野県の小谷村を出発しました。走り慣れている日本海側を帰ろうとネットで交通情報を確認しながら出発したのです。豪雪の中、高速インターまで来たら高速が通行止めでした。「マジか!」と思いましたが、3時間かけて出発地点に戻り中部側の別ルートを取りました。間違ってもスムーズとは言えない結果です。ただ、そこからはとてもスムーズでした。そのわけは福井から出発した有田の友人がいろんな情報をくれたからです。「雪で阪和道では和歌山に入れないよ」とか「国道は海南から動いてない」とか逐一報告をくれたので、わざと遠回りをして渋滞を回避出来たり、山を越えたりして悪環境の中でスムーズに早く帰り着くことができました。
この事からスムーズさに必要な要素を考えてみました。第1には「確実な情報」です。友人の経験から出た確実な情報はインターネットよりもはるかに信頼できるものです。次に大切なのは「豊富な経験」だと思います。渋滞情報を活用できる迂回ルートを自分の経験で判断するということや雪道の峠を運転できる経験です。

つまりスムーズに物事を処理して行くには、自分自身の経験を高めそれを自信に変えて、確かな情報源から確実で最善の方法を選び備えることだと思います。
もうひとつ忘れてはならないことは「スムーズ」とは満足な結果があってこそ使われる形容動詞であることです。したがって上記の先輩社員の場合は「お客様の満足」が兼ね備わっているということを忘れてはなりません。
後輩社員諸君、精進してスムーズなお仕事が出来るようになってくれることを期待しています。