株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2016/8 オレンジ通信 第86号遺伝

先日、東京出張の折、予定がキャンセルになったので埼玉の大宮の大学に通っている長女のことが気になり、急遽訪ねることにしました。早いものであっという間に長女も20歳です。急に行くよと伝えても嫌がることなく受け入れてくれるのは、親として喜ばしい事ですね。部屋に入るとテスト期間中で、私が訪ねても勉強であまり話すこともできませんでしたが、娘の顔を見るだけで落ち着きを感じました。お昼に、近くの娘のバイト先のお蕎麦屋さんで食事した時も、店主から「何か心配事があったら電話してくださいね。遠いと心配ですよね」という優しい言葉に感動を頂きました。親は心配してナンボですが、当人は人付き合いもうまくやっているようで安心しました。

お世辞でしょうが、子どもたちに対して「親に似て人付き合いが上手い」とか、「人をまとめる力がある」と言うような事をおっしゃって頂く事があります。私の性格は本来、人見知りで人の影に隠れているような性格ですので、本当なら彼女達の実力でしょう。
もうひとつ考えられる事は経験値も遺伝するという事です。私の場合は性格ではなく、直面している環境の中で、仕方なく課題解決を重ねて、周りの方々と親交を持たせて頂いたり、会社という組織のまとめ役として培われている事が多数あり私自身の成長があります。もし、その経験までも遺伝しているのだとしたら? 少し嬉しく思うのですが…
そういえば、長男のバスケのプレースタイルや悪いクセまで、やたら私に似ています。そんなところまで遺伝しているのかと思うと、脈々と受け継がれる血縁の面白さと神秘さを感じます。
私は子どもには自由にさせてやりたいですね。自由という意味は広い世界観の中で選択肢を与えてやれる環境整備をどれだけしてやれるか、理解させてやれるかという事かな。

しかし、最近は距離という概念が無くなってきました。同じ町内にも日本の大学を卒業してドイツの大学に通う勤勉な女性がいたり、愛知県の友人の娘はマレーシアの中学校に入学させると聞いたり、グローバル化が進んでいるようです。本人が望む望まずにかかわらず、それを送り出す親の覚悟も大したものですわ!

さて、間も無くお盆です。自分の子どもを思うということは同時にご先祖さまを思うことと繋がるのではないでしょうか? 何世代もの家族と一緒に盆踊りをしませんか!