株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2016/10 オレンジ通信 第88号社葬

先日、有田市のK社様の社葬をさせていただきました。当社の請負仕事としては今までで最高規模のご葬儀であったと思います。準備期間は約25日間でしたが初めて用意するものが多く、とてもやり甲斐がある反面、会社側の真摯にお送りする気持ちも伝わり、絶対に失敗は許されない重圧がありました。フューネラル保田での準備には台風でビビリまくりましたが、少し雨があったものの当日は本当にラッキーな天候に恵まれました。このような社葬は有田では少ないです。企業が少ないということもありますが、個人葬で行う場合が多いのです。
 ここで社葬の意味をお伝えしましょう。社葬とは書いて字のごとく会社のご葬儀です。会社に貢献した方を会社の経費でお送りするのですが、通常のご葬儀とは違いがあります。参列者が故人を偲び、追慕し、悲しみを分かち合い、宗教的に魂を送る儀式である一般的なご葬儀に対して、社葬は社外に対して、その方の死を広報し、ご挨拶するという意味と、社内に対しては、その方の功績を讃えて、現社員が団結して、その方の思いを受け継いでいく場であると思います。

K社様は、本当に得意先様、地域の皆様にご配慮されていました。例えば駐車場で渋滞して迷惑をかけるわけにはいかないので別駐車場を設けてバスをピストン運転させる、お越しいただいた方を待たせるのに空調設備付きの大型テントを用意して座ってもらう等、こちら側の提案ではなく、お越しいただく方々に配慮することに多大な努力をされました。私たちが祭壇をいかに綺麗に飾るよりも重要な点が多々あり見習うべきところが多かったです。
この社葬については、故人様からの遺言は全くなく、きっとご自身のご葬儀に対しては社員に任せたいと考えた創業者の思いが感じ取れました。その物言わない遺言が、このような社葬の意味を十分に達成したご葬儀を成し得たのだと思います。

さて、最近では自分のご葬儀を考える終活(しゅうかつ)がブームとなりましたが、この意味は死を考えて今をしっかりと生きるという意味で、本当に自分のご葬儀を考える必要はあるのかと私は思います。ご葬儀は遺された方々が逝く人のために最大限努力して行うものではないでしょうか?
とはいえ、ご葬儀のことを考えることで、自分の終い方を考えることは良いことですよ。最近は相続税の徴収方法も変わりましたし、一般化しています。自分の相続で誰かが嫌な思いをしたら困りますよね~。よく「あの世へは何も持っていけやん」と言いますし!
10月30日にはシェア有田で、様々な形式のご葬儀の話や相続の話など、いろんな情報をお話するイベントをさせていただきます。ぜひお越しください。