株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2018/4 オレンジ通信 第106号心を伝える

桜が綺麗に咲いていました。先日、東京から埼玉に入り、栃木を通って成田空港へ。そこからアメリカのオレゴン州に。10日間、有田を離れて旅をしてきました。東京も栃木もポートランドも桜満開で良い旅でした。
4年前から私はオレゴン州のポートランド市の方々と交流があり、年に2回ほど仕事を兼ねて渡米していました。今回は初めての家族での渡米となりました。いつもは友人が一緒で通訳してもらっていましたが、今回は家族だけなので、どうなるのか心配でした。成田空港のカウンターでCMで見かける翻訳機が貸し出しになっていたので、これでなんとかなるか!と思いレンタルしてみました。

家族が一緒なので、仕事繋がりの現地の友人たちはホームパーティーに招待してくれ、とても暖かいもてなしに心が熱くなりました。言葉もあまり通じない遠くのまちに魅力を感じるのはなぜなのでしょうか?
確かにポートランドはクラフトビールや食のメッカですし、古き良きアメリカのムードと最先端の環境配慮型の建物が融合し、一歩踏み出せば大自然と触れ合える素晴らしい環境です。しかし、それだけでは何度も行く理由にはなりません。それは人の優しさがそこにあるからだと思います。どこのお店に行っても人を選ばずに接してくれ、困っている人には優しいし、道を渡ろうとすれば車は停まってくれる。そこに住む方々のモラルやサービスの仕組みがあるからこそ、全米で最も住みたいまちであるのだと確信しました。言葉も通じない私が何度も行きたくなるまちです。
日本に来ればこちらがもてなす。お互いにもてなす気持ちがあって友情が芽生えて行く、当たり前のようですが、最近の日本の無縁化を考えると、アメリカ人の方が情は厚いなぁ~子ども達にも伝われば良いな~とつくづく思いました。住みたいまちに育まれる人間関係の原点、日本にも残さなければと友人達に感謝しながら考えています。
さて、翻訳機ですが、食事や買い物などは便利に出来ましたが、本当の意味で心を伝えるというコミュニケーション能力とは、言葉での表現ではなく心から滲み出るものであると。翻訳機は役に立たね~と思い、やっぱり時間ができたら英語の勉強をやり直さんといかんわ~と、帰りの飛行機の中で感じています(笑)