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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2018/8 オレンジ通信 第110号子どもの底力

子どもの順応力とパワーってすごいですね。まじまじと実感させられたことがありました。先日、7月26日に有田ロータリークラブ(私、会員です)で中高校生向けの地域活性化イベントを行ったのですが、そこに参加してくれた子ども達のことと、息子がちょうど中学生でクラブ活動をしていまして、そこで実感したことがあったのです。
子どもの脳の発達は、小学校の低学年までが重要だとよく聞きます。ですから、幼児教育の重要性が問われたりします。僕の場合はその時期に自分の子ども達の脳みそをしっかり鍛えれば良かったと少し後悔していますが・・・でも、実感するのは運動力ですね。私は息子に2歳のときから自転車に乗らせて一緒に走りまわったり、ハードな運動させたりしました。おかげで運動能力は人一倍育ったのかな?と思っています。中学校に入ってからは特に、身長はどんどんでかくなって、もうすぐ抜かれそうですし、バスケの方もすでに技術的にも全く歯が立たない状態です。ここ一年で恐ろしいスピードで進化しています。父親の役目として試合観戦しますが、強いところとやればやるほど、その度に成長していく順応力って止まるところを知らないですね~。
逆に考えると、大人には子ども達の成長を促すための行動を起こす責任があるのだと思います。将来を担う子ども達は本当に大切な宝だと思います。そう実感できることは今回のロータリーの事業の中で見えました。
今回のロータリーの事業は、地元の中学生と高校生を対象に、自分の夢で有田を楽しくする企画を考えるという趣旨でした。最初に集まってそれぞれの夢を話してもらうと、多くは、消防職員になりたい・車の整備士になりたいと将来の職業に対するものでした。現実的ではありますが、今回の企画でその夢を題材に検討するのは消極的ではないかと思います。
しかしその後で、いろんな話を引き出していくことで、素晴らしい潜在的な夢が浮かび上がってきました。学生さんの発想の底力を見たようでした。出るわ、出るわの素晴らしい意見。今回集まってくれていたのは41名の方々で10グループほどに分かれて企画を進めましたが、2時間ほどで意見もうまくまとまり、1ヶ月先の8月25日に行う発表会に向け、深い絆でさらに企画をまとめることとなりました。
あんな姿を見せられると、ほんと子どもって素晴らしいと思いました。逆にこんな風にしっかり考えている子ども達に大人も答えていかなければならない責任ってあるなぁとつくづく感じました。地域の子どもは地域の宝です。普段から夢を描きその実現に胸を膨らませてもらえるよう、大人として責任ある地域の仕組みをつくる。それが楽しいまちなのでしょう。今回のロータリーの企画タイトルである「僕らが有田を楽しいまちにする」は、先ずは「子ども達が楽しい夢を見れる環境づくりをする大人がいるまち」ってことなのでしょう。しっかりしょうーと思いました!