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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2019/7 オレンジ通信 第121号ディープスポットを探そう

皆さんは出張や旅行によく行かれますか?旅先での食事はどんな選び方をしますか?
私は(先月号でも話しましたが)最近は、地域のクラフトビールを飲めるお店を探します。以前はミシュラン星付きのお店が気になった時期や、「おもてなし」で有名なお店に足を運んで接客の勉強をした時期もありました。
一方で、僕は昔からディープスポットも大好きです。大阪で言えば「鶴橋コリアンタウン」とか「新世界」とかは有名ですよね。昼は惣菜屋、夕方から飲み屋に変身!てな感じのお店もあったりしてごちゃごちゃ感を楽しめるし、一見無愛想なお店にも「味のある料理」や「人」が感じられて僕は大好きです。特に一人で行かなければならない出張なんかは、先ずは立ち飲み屋を探して一杯飲んで店主と話してみたりすることが多いかな~
今回、僕が行ったのは東京・葛飾区の立石。昔ながらの商店街の中に、言い方は悪いけど汚たネ~(味のある)店が並んでいる所でした。「せんべろ」という言葉が有名で、千円でべろべろに酔えるって事らしいです。今回は社員を連れて行きました。若い社員はそんな所には行ったこともなくて恐る恐るでしたが、東京特有のもつ焼き(豚のホルモン焼き)は気に入っていました。もっとイイもの食わせろ!と怒られそうですけど、これも社会勉強です(笑)
流石に千円では酔えずに、もう一軒、地元の寿司屋に入りました。そこの店主が若いのに話も面白く、東京湾で釣ってきた魚を釣人から直接買ったりしてて美味かったし、値段も格安でした。そこのお客さんとうちの社員が読売ジャイアンツの話で盛り上がり、LINE交換して後楽園のチケットを手配してもらえる仲になっちゃいました。下町最高です!
東京は最近すごく整備されてきて逆に住みにくそうです。都市計画で住宅街・オフィス街・商業地と区分けがはっきりしているので、高層マンションに住んでるとちょっとした遊びの場が近くに無いし、僕なら一人ボッチ感に苛まれそうです。
人は楽しい出会いや笑い、そこから広がる共通の趣味が生きる力になるのだと思います。そう考えると、コンパクトシティの優位性を感じます。出会いを大切にできる立石は面白い!同じように地元有田も最高!だと思いますよ~