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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2019/9 オレンジ通信 第123号それぞれの熱い夏

アメリカNBAにドラフトされた八村塁選手の影響や、男子バスケ全日本がW杯のアジア予選を経て一次リーグに出場したことで、今バスケがかつてないほどのブームです。
そんな中で、先月末に「第49回全国中学校バスケットボール大会」(以下 全中)が初めて和歌山県で開催されました。
息子たちの吉備中学校バスケ部は一昨年、近畿大会3位という和歌山バスケの悲願を達成し、全中沖縄大会に初出場しました。町立中学校なので特別な強化練習ができたわけではなく本当にメンバーに恵まれ、全国ベスト16と大健闘でした。昨年は近畿2位で山口全中出場。そして本年、地元開催ということもあり非常に楽しみにしていました。
結果は近畿大会3位で3年連続の出場を果たすことが出来ました!大会ではベスト8を目標に奮闘しましたが、延長の末敗退し、一昨年同様の全国ベスト16でありました。開催県枠で出場した楠見中も予選リーグで敗れはしましたが大健闘で和歌山も確実に全国レベルに引き上がったと思います。

3回目の全国大会を経験し感じたのは、経験と伝統の力であります。優勝したのは京都の私立中学で、選手を集め強化しています。そのほかも勝ち進むのは伝統あるバスケ有名校です。そのような学校は自ら集めずとも全国から選手が集まり、厳しい練習を積みます。そんな伝統をつくっていかなければ、あの舞台では戦えないでしょう。数年前から学校教育のクラブ活動のあり方が変わりましたが、あの舞台で得た経験に勝る教育は無いと考えます。
そして、もう一つ感じたことは地元の強みです。本当に多くの関係者様が応援に来てくれ、それが力になったことは間違いありません。後押しする皆さんの想いを背負うことで多感な中学生の未知のパワーを感じました。

スポーツは本当に素晴らしい教育であります。そこから生まれる保護者や地域の先輩や関係者のコミュニティも大きなパワーであり、まちの力となるでしょう。クラブ活動を通じて培う教育をしっかりと続けてくれることがまちを豊かにすることにも繋がるのかもしれません。