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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2011/6 オレンジ通信 第23号心のケア

以前の多事想論で新規事業の話を書きました。その事業はどちらかと言うと社会貢献的な意味合いの強い事業なんです。亡くなった方のご遺族に対して「心のケア」を目的とするものです。最愛の方を亡くすことは心が大きな事故にあったようなもので、病気ではないのですが、心や体や行動に異常が出てきます。通常は時間とともにそのことを受け入れ、回復へと向うのですが、それが原因で本当に病気になってしまう方もいます。特に最近は地域の付き合いも希薄になり誰にも相談できない方も多いようです。

又、最期がどのようであったかという事も大切で亡くなり方や葬儀の納得度も実は心のケアであるのです。
ですから医療関係者や葬儀社の教育も必要と言う事になります。この死別悲嘆に寄り添う事をグリーフケアと言い、このような事を考え遺族向けのカウンセリングと医療関係者や葬儀社向けのスクールを2本の柱とした施設の運営を始めようと思いました。場所は京都の七条の鴨川の橋のところをちょっとだけ上がったところです。京町屋をリメイクした落ち着いた場所です。今後の運営が楽しみです。別法人ですが一応僕が理事長をさせて頂くことになりました(汗)

さて、そんな事もあって、7月の3日に行われる有浄会館の10周年のイベントにはそんな話を題材にしてパネルディスカッションを開催します。医療のプロと葬儀社と遺族とカウンセラーが一同に揃い「心のケア」について語ります。正直難しい話だと思われてしまわないかと不安もあります。しかし、誰しもが訪れる死に対して、残された方はそれをどう受け入れて行くのかを知る事は大切な事ですし、実際友達がそんな状況な場合、どんな風に力になってあげれば良いのかなんてめったに教えてくれないです。先日から打ち合わせで進行係の方や遺族会の方、看護師長さんにお会いしました。やはり皆さん方は自分の思いがあって責任を自覚しておられ、すごいと感じました。僕がお願いしたのは専門的な話じゃなくてグリーフケアを何もわからない人たちが聞いても理解できるようにわかりやすい話になるようにしたいと頼みました。どんな話になるのかはお楽しみです。しかし社員に言われ僕も舞台に立つのですが、不安ですね。黙り込んでしまったりして・・・似顔絵の様に笑っていられたら良いのですが、根っからの緊張しいですから・・・どうかヤジだけは無いようにお願いしま~すm(_ _)m