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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2012/2 オレンジ通信 第31号ジョギングから学ぶ

やっとフューネラル吉備の裏の「ポッポ道」が完成したようです。これは旧有田鉄道後を町が買い上げて遊歩道にしたもので、自転車や歩き専用の道です。全長はJRの藤並駅から旧金屋口駅、今は鉄道公園として(先日も映画の撮影などもあったようですが)有田川町の観光スポットまでの11キロほどです。ずいぶん前から工事が少しずつ進み4年越しで完成しました。僕の家はこのポッポ道の目の前にあるため、ジョギングによく利用します。家から鉄道公園までの往復で6キロほど走ります。とは言っても10日に一回走れればいい方です。あとは福祉センターでサイクリングマシンに乗ったり、以前は自転車で風力発電機の麓まで登ったりしたんですが、最近は時間がないことを理由にあまり運動しなくなりました。今年、50才になりますので健康面を気にしなければなりません。家族のため、会社のために出来る限りの体調管理をするのは経営者の勤めだと思っています。
先日も久々に走っていたのですが、いつも感じることがあります。工程を把握してペース配分することは勿論です。しかし、実際に走り出すと、とにかくペースをつかむまで「しんどい」。ある程度走ると楽になるのですが、今度は先が気になります。この辺までくれば残りはこの位「とか、あそこからちょっと登りが入るから嫌やなぁとか、そんなことを考えだすと更に「しんどく」なってしまいます。ところが、何か違うことを考えながら足元だけを見て走るとずいぶん楽に走れてきます。
これって事業に生かせないかでしょうか。ジョギングの全行程を把握してペースを考えることは事業に置き換えれば、目標と段階に合わせた方法をきちんと戦略することに匹敵します。この考えは通常の企業であれば当たり前のように行っている作業です。(余談ですが最近の銀行資産よりも事業計画を重視します。)
一方、他のことを考えながら足元を見て走ることは企業ではどんな風にする事なのでしょうか?ある登山家は酸素が薄い高所では「感謝の気持ち」が湧く事を考えながら登ると心拍数が下がるといいます。試練に挑む場合の心の持たせ方を自分でコントロール出来る手法を知っていれば、こんな凄い事はありません。
理念や目標や戦略は理論上のものであり、それを達成していくには一種独特な思考の組み立てが必要ですね。そんな旨く乗り越えられる方法が分かってればねぇ
んー、やっぱそう甘くはない。そう考えると天から神様が降りて来て成功させてくれるのを待つくらいの気で行きますか! まぁとりあえず見切り発車しときますw (笑)