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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2016/7 オレンジ通信 第85号まちづくり

参院選挙も終わり株価が上がったようです。しかしイギリスのEU離脱で今後起こりうる世界の動向を考えると、この先は経済的にとても難しい時代が訪れると思います。選挙権が18歳に引き下げられたのは、少子高齢社会のなかで高齢者を支えるべき世代であることを若者に自覚させるのが意図のように感じたのは私だけでしょうか。
とにかく日本の人口はすぐには増えませんし、アベノミクスにお願いしても政策で補えきれないのは明白です。自分たちの生活は自分たちで守る。誰も助けてくれない時代です。地方(特に田舎)は、本当に大変だと思います。私の知る限りでは、市や町に改革を期待してはかわいそうだと感じるような行政の仕組みが見て取れます。市や町のせいにするのでなく、親身になって地域を考える住民グループが必要な時期が来たと感じています。
今、有田川町では住民主体のまちづくりを推進しています。「暮らして楽しいまちは誰もが住みたいまちになる」というキャッチフレーズで、先ずは住民が住みたい町、女性が住みたい町を目指してAGWという名の住民グループが結成されています。メンバーは若者を中心に60名ほど。有田川で起業して子育てしたいと願う女性も多くいます。その核となる、アメリカ・オレゴン州のポートランド市との連携によるまちづくりも、全国から注目を集めるようになってきました。
現在進めているのは、廃園となった田殿保育所のリノベーションです。起業支援と地域の観光資源となれるよう地元住民の意見を聞きながらポートランドの建築家のデザインによって進めています。
そんな中、先日湯浅町のまちづくりを行う企業家さんたちと親睦を深める機会をいただきました。我々とはまた違った一面があり、とても勉強になりました。このように行政区だけではなく、有田という地域をひとつにまちづくりを進めていくことも大切だと思います。
一番大事なのは国のお金をあてにせずに地域活性化を促す事業を起こすことだと思っています。当社も微力ではありますが、まちづくりに関わっていくことが企業存続の鍵だと考えています。
今まで、有田川町の皆様には一様にご案内出来ていないこともあり、まちづくりにご興味のある方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。また、有田市や湯浅町、広川町の皆さんとも交流できれば幸いです。
書き終わってビックリ!元祖「多事争論」の鳥越俊太郎さんが都知事選に!どうなるやろ?見守りたいな~~