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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2019/12 オレンジ通信 第126号青いライン

皆さん、道路に引かれている青いラインはご存知ですか?
あれはサイクルロードの印で自動車にも注意を促しながら、サイクリストをできるだけ車が通らないルートに誘導し、安全にサイクリングを楽しめるよう引かれたものです。県下でも自転車ツーリングを観光資源に考え、和歌山市から新宮までのルートで計画され、有田にも多数のブルーラインが引かれています。又、県内各所の飲食店などが県指定の休憩所やメンテナンスが出来る店舗として登録されており、当社のGOLDEN RIVERもその一つとなっています。ひと昔前に比べれば自転車をレジャーにする方々が増え、有田でもサイクリストを見かける事が多くなりました。
先日、自転車と言えば「しまなみ海道」と言うぐらいの聖地となっているコースに行ってきました。愛媛県の今治市側から出発して、6つの島を渡って広島の尾道までの片道コース
約80㎞を走ってみました。島から島へのコースで橋が多数あるのが特徴ですが、その橋は全て有料道路の側道にあります。島に渡れば地道を通り次の橋まで各島を探索しながら走るのです。瀬戸内の綺麗な海を見ながらのツーリングは非常に気持ちの良いものでした。本気モードの自転車乗りは2割くらいで、あとはレンタル自転車の初心者の団体が多く、シニアの団体やファミリー、外国人も結構多く、全ての方々が楽しめるコースでした。
西瀬戸自動車道(しまなみ街道)建設の折、島の行き来のためにバイクと歩行者の専用レーンが設けられ、のちに自転車メインのこのサイクリングコースとなった訳です。各島に降りて走って行くと沢山のオシャレなカフェや宿泊施設があります。普通だったら絶対行かない島の中のジェラートのお店も大繁盛でした。青ラインの横のお店は自転車族で満員御礼!又、各島には結構な資金を投入されたと見受けられる公共の施設が多数あり、行政の心意気を感じました。訪れる人が増えれば、魅力を感じて定住する若者も増え、趣味をビジネスに変えることも出来るでしょう。
何を思ったかと言うと、和歌山もどうせ力を入れるならやりきればいいのにと思いました。自転車に優しいしくみを取り入れる事により、きっと楽しいサイクルコースが出来ると思います。このような市町村を超えた取り組みを誰が主導するのか?住民主導で行えれば面白いんですがね~