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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2021/1 オレンジ通信 第139号コロナ洗脳

全国で学生のスポーツの全国大会が多く開かれています。先日もサッカーの決勝が無観客で行われていました。全力を出し切りどちらが優勝か決めることが必要なのかと思うほどの接戦でした。感動しました!コロナ禍の中でも大会を行う意義が伝わりました。
バスケの高校日本一を決めるウインターカップも昨年末に行われました。和歌山県では和歌山工業高校が出場し、見事一回戦を突破。優勝した宮城県代表に2回戦で敗れはしましたが、大いに健闘しました。息子が在籍する滋賀県の高校も地区予選を勝ち上がり出場。私も観戦に行きました。ところが、保護者専用の応援席の順番を待っていると施設の外に誘導され、没収試合となってしまったのです。
その時は何が何だかわからず。選手の一人の体温が上がっていたため、没収試合(何らかの理由により過失のない方のチームに勝利が宣告される試合)になったのでした。3年生にとっては集大成の大会で、それが実現されなかったことは大きなショックだったと思います。熱が出た選手もPCR検査は陰性で、誰の責任でもないこの事態にチームは困惑し、涙が止まりませんでした。運営側のコロナは絶対出さないという思いが強すぎて、多くの学校が没収試合となったことに憤りを感じました。まさに大人がコロナに踊らされた結果、青年達が犠牲になった出来事だったと思います。本当にコロナは大きな爪痕を残してくれます。青春の数ページを奪われることも人生においての財産を奪われたことになるでしょう。
さて、今年は寒波の影響で大雪となりました。車が何日も立ち往生したり、屋根からの落下でお亡くなりになった方もあり、災害規模の寒波となっています。一方、ここ数年雪不足で運営が厳しかったスキー場ですが、今年はコンディション抜群です。もっともコロナの影響で外国人の来場が無く、運営は厳しい様ですが。
私の生きがいは雪山を滑ることです。スキー場までひたすら車で移動して、自然の中を滑る訳ですからコロナへの危険性はかなり低いです。しかし、このご時世で県をまたいでレジャーに行くことを人はどう思うでしょうか? 私は自分の年齢や体力のこともあり、限られた時間の中で大切な趣味を諦めることはしたくありません。もちろん感染対策もきちんと行なった上で、楽しみたいのです。そう考えて、今年も雪山への歩みを止めることはありません。本当に安全なのかどうか?リスクはあるがどちらを選ぶのか?その判断は自分でするものです。
人それぞれに立場があり、従うべき組織もあるでしょう。しかし、コロナに洗脳され、自らのQOLを自らが低下させてはいけないと私は考えています。