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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2021/10 オレンジ通信 第148号クリア→ラボ

有田インターを降りて金屋方面に向かうとすぐに、大きなヤシの木のあるコンテナハウスを並べた場所がコンビニの道向かいに見えて来ます。当社の相談窓口「クリア」です。
当初の目的はお客様のお悩み相談の場所でした。色々な終活相談や地域の情報発信の場として、コーヒースタンドでもあり、当社会員制度「心ふれあい倶楽部」のサロンともなり、地元の案内所的なことも出来るし、ワークショップや会合にもレンタルもできるような複合の場所として試行錯誤で始めたのでした。ところが、建物のイメージと内容が違ったのか(最初から、そんな予感もあったのですが)終活相談に訪れる方も少なく、どうしたものか?と考えていました。

有田の終活を中途半端に考えるのではなく、もっときちんとした対応が出来なければいけないと考え、当社だけではカバーできない多くの部分までを包括的に捉え対応できる団体として「終わり方協会」を多くの企業さんと一緒に立ち上げることが出来ました。介護や認知症問題、保険や遺言・相続、家や墓のしまいなど終わり方に関わる多くの問題のご相談に応じられることとなり現在、パンフレットの作成や事務所をどこに置くのかなどを考えているところです。

一方で、有田の情報発信アプリの「有田ラボ」の活動も活発となり、多くの方に活用いただけるようになったことで、少し前から有田ラボの拠点をクリアに移し、リアルな有田の案内所として営業をしてきたのですが、これまた、ここにお尋ねになられる方も少なく、どう活用するのが良いのか?どうしたら地域の方々のためになるのか?と考えていました。場所がすごく便利な、建物の雰囲気も良い感じだと思っていますので、人に来てもらえる方法は無いものかと考えていました。

そして、この度少し改装もして有田のセレクトショップとしてデビューさせて行こうと考えています。有田ラボ加盟店の厳選した商品を販売(こだわったお土産品)やポップ・アップ(日替わり仮店舗)で店舗を開いてもらうイベントスペースなどを充実させ、名称も「POP UP Lab」と変更して営業していきたいと考えます。地域の方はもとより、有田に訪れた方々に有田の良さを知ってもらい有田を好きになっていただける。そんな空間を提供できればと考えています。