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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2022/1 オレンジ通信 第151号

私は昭和37年の寅年生まれ、本年還暦を迎えました。やばい!!

我が家は祖父も寅年、父も寅年、私も寅年でございました。寅が3代続くと縁起が良いと聞いて、ずっと自分も寅を授からねばと意識しながら結婚。36歳の寅年に次女を授かりました。その後、間も無くして祖父は亡くなりましたが、3匹の寅は上野山家に存在していました。昨年、父が旅立ちましたので現在は2匹となっています。あらためて3代の寅を調べ直してみたのですが、実はオスが3匹は縁起が良くなく、メスの3匹が非常に良いということがわかりました。思い込みってとても面白いものですね。しかし、結果的に寅の継承を意識した私の人生は、とても強い家族の絆となり、私の人生において大いに意味深いものとなりました。

自分の寅年を思い起こせば、12歳の頃の私は、何も考えないガキでした。当たり前だと思いますが、あの年で人生を考えられたら、もっとマシな人間になっていたでしょう。24歳の頃の私は、本当にバカばかりやっていました。しかしながら、こんな時を経て、自分の存在意義を見つめ直すことが出来た時期でもありました。36歳の頃の私は、娘2人に恵まれ、仕事に夢中な時期でなんでも自分でやらないと気が済まないワンマンでした。地域活動にも力を注ぎ、時代の波を追いかけていました。この頃から人生が分かりかけていた時期でした。48歳の頃の私は、長男に恵まれ、家族中心の人生にシフトダウンしたころです。社業では社員を大切に、社員への権限移譲を意識しだした時期です。

そして今、60歳の私は、以前なら引退する年なのですが、現在の社会情勢と自分の立場から、まだまだ現役でいなければならない様です。発想を生み出し意義ある仕事をしたいと考えます。人を結びつけ、相乗効果を生み出し、地域貢献活動にも力を注ぎながら、社業の立て直しを図ろうと考えています。

そして72歳に向けたビジョンは? なかなか12年先は考えにくいのですね。どんな人間になっているのか? 想像もつきませんが、私は常に若者の気持ちを理解できる自分でありたいと願っています。そんな70代になれるよう、小綺麗にして健康に気を使いたいと思います。その頃も、人生を楽しんでいられたら最高でしょうね。