前半はお休み気分もあり、あっという間の5月です。皆様、ゴールデンウィークは楽しまれたでしょうか?私は相変わらず息子の試合観戦とシーズン最後の雪山(立山)に行ってきました! 楽しい思いをしたあと、今月は当社の期末ということもあり、大忙し月間を過ごしています。
さて、孫の話で恐縮ですが、ちょうど今、言葉が急激に進歩して、日々成長を感じているところです。今日も妻がトイレから「えらいね〜」の声が聞こえてきました。「うんちが言えて出た出た!」のタイミングであったようです笑。ほぼ毎日のように孫を預からせてもらっている老夫婦。文句を言いつつも可愛さにニンマリの日々なのです。今日も、そんな日々成長していく姿を映像に収めてやろうとか?考えていたら、映像つながりで、お葬式のAI映像と頭の中が、なぜか!リンクしちゃいました。
AIによる故人の挨拶を事業化している大手の葬儀社がいます。数ヶ月前から当社でも写真が少し動いて、ビデオのように見えるAIを取り入れています。御坊市の仲の良い葬儀社がやり始めたもので、海外のAI会社に発注するものです。到底、ビデオなどない時代の古い写真が動き出して微笑んだりするのです。結局は偽物ということは一目瞭然なのですが、それでも思い入れのあるご家族にとっては「お母さんが手を振ってくれている」というような篤いがあるようです。先日、メディアで紹介されていたのは、そんな映像に音声をつけて(10分程度の本人の肉声を学習)、葬儀に本人がしゃべっているが如く、参列者に挨拶をするというものでした。内容は遺族が考えたものを音声化するようです。遺族が故人ならこんな挨拶をするだろうと皆で相談し、故人を偲ぶ時間という意味では意義があることだと思うし、参列された方々も懐かしく思ってくれるはずだと思いました。しかしながら本人では無いのです。合わせて紹介されていたのは中国のAIで、故人と話をするシステムでした。こちらはさらに賛否が問われるでしょう。法律などにも触れることがあるのかと思いました。
いずれにしても何かと新しいシステムが生まれてきそうなAIビジネスです。当社も簡単なAIは社員も使っていますし、便利は便利です。しかし、このAIには膨大な電力が必要なようです。本当に要るのか?現代社会の資源食いの超便利システム。我々はもう少し「足るを知る」ことも必要なのかもです。現状の人材不足をAIで打破しようとすれば、本質的な子どもを増やそうという動きが後になるでしょう。便利で本質を見失うことは避けなければならないと、孫の時代を想像し、老い先短いジジイは思うのでした。