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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2025/9 オレンジ通信 第195号新社屋構想

私の次女は現在、東京のランドスケープの会社に勤務しています。
ランドスケープとは日本で言えば庭・外構関係の仕事となるのですが、海外ではまちのデザインなど大規模なプロジェクトを行う際にはトータルデザインを設計し、基本設計を行なった上で建築家などに発注するというような元請けの位置付けです。娘の会社の代表はニューヨークの大手ランドスケープ会社で修行し、日本でも有名な方です。娘も大学院まで建築を学びましたが、高校時代からのまちづくりへの思いが強く、現在はそのような勉強をしています。

さて、私は20年以上前から新社屋構想を夢見てきました。
しかし、資金繰りの面でも社屋は利益を直接生まないことや、お客様のニーズを追求するための葬儀式場の建築を優先させてきました。気がつけば社員数もある程度増えたにも関わらず昔のままの、狭い事務所のままが長年続きました。社員のモチベーションも狭い職場環境では上がるはずのないままで、現在に至っています。式場はある程度の使い勝手を考慮して改装を重ねたりしましたが、常に事務所は後回しでした。
このままでは社員の育成やこれからの新社員の迎え入れにも影響すると考えました。世代交代も近いですから次世代に向けての置き土産です笑。

ちょうど現本社近くに父が生前に手に入れた900坪ほどの土地があり「これも父の置き土産か」と考え、祖父が創業した、地元の馴染みの父が手に入れた土地に新社屋を建てようと思います。
そこで考えたのが、どうせ建てるなら建築関係の次女の力を借り、有田には無いようなワクワクする社屋にしたいと思いつき、早速、娘の勤め先に相談しました。すると「それならば会社自体の未来を見据えた上で社屋を作りましょう!」と言うことになり、基本構想まで1年半をかけ、出来上がるのに3年という気の遠くなるスケジュールが届きました笑。正直、私はセッカチで、やると決めたら直ぐにやらなければ気が済まない性分です。

商売のタイミングは逃せば成功しないといつも思っていますが、社屋は別だと思うし、まちづくりなんかも時間をかけて地域の方と一緒につくり上げていくものです。それは経験済みですから、そう考えれば大丈夫です笑。
私は先を読むのが好きで、今までも会社の事業計画やビジョンを描き続けてきましたが、別の視点で将来の事業性やどんな企業になりたいのかということを考えるとワクワク感が止まりません。社屋を考えることで、新しいオレンジライフが見つかるような気がします。
完成の暁には地元の皆さんにもお使いいただけるコンテンツも組み込もうと考えています。
乞うご期待ください~  ワクワク~