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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2025/10 オレンジ通信 第196号らしく

私の母は83歳です。父が亡くなってから一人暮らしでした。
今年の7月に一緒に暮らしていた猫が亡くなった話を紹介しましたが、猫の死を境に?多分夏バテでしょうが、少し元気がないと思っていたら、8月中過ぎから背中が痛く一人で起き上がれなくなり、夜中に2回ほど様子を見にいく日が続きました。病院に連れて行くと脊髄の圧迫骨折と食欲不振による栄養不足ということでした。高齢になると大きなショックを与えずとも圧迫骨折が起こるらしく、しばらく入院治療を行うこととなりました。

母は51歳の頃に脳出血になり、半身(左側)に障害が残り、それ以来、右手一本で左足に装具をつけて杖をついて歩くという生活を30年続け、皆さんの励ましと協力の中で懸命に生活してきました。本来なら私が仕事をリタイアして母の介護をすべきなのでしょうが、まだまだ会社も気になる現実もあり、一人暮らしをさせていましたが、ここ最近は本当に心配な日々でした。入院することでだいぶ回復したものの、退院後に一人暮らしさせるには不安が多く、しばらく介護付き高齢者住宅にお世話になることとしました。スタッフの皆さんも優しい方ばかりでひとまずは安心しています。

葬儀社として普段から終活や医療・介護に関わる方々とパートナーとなり、終わり方協会を運営している自分ですが、母の介護問題を事前に考えるのは難しいことでした。自宅での介護を望む母と家族の負担。色んな選択肢がある中、本人と話し合うことがどれだけ難しいのか痛感しました。
本人の希望を叶えるために、これからも施設でしっかりとリハビリを重ねて欲しいと思います。

ちょうどそんな折ですが、数日前に京都で映画の上映&トークセッションを企画開催しました。目的は「その人らしく“生きる死ぬ”」ってどんなことなのか?これからの地域課題に何かを出来る仲間をつくりたいな~と思ったからです。
上映したのは神戸・長田の多世代介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」を代題にしたドキュメンタリー映画30(さんまる)です。同じシェアハウスの中で老人や介護者、子ども達や外国人が重なり合って暮らすことでカオス的なコミュニティが生まれる。現在の無縁社会や医療・福祉を考え、幸せってなんだろう?と考えさせられる映画でした。
そして、その後、その映画を制作した鈴木七沖監督と施設の首藤義敬代表にお越しいただき、実際のしくみや工夫を伺い、参加者と共にセッションしたのです。全国から集まった葬儀関連の方々や医療関係、介護関係、まちづくり関係やコンサルタントと多種多様な30数名で濃い話が出来たと思います。

有田って世代を超えみんな仲良しで楽しい!面白いコミュニティが沢山ある。
そんな地域を創りたいな~ 母のこともあり、ちょっと頭を捻りたいと思います。