株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2011/10 オレンジ通信 第27号企業理念

さて、今回は少し愚痴も挟んでしまうのですがお許しを頂きたいと思います。あくまでも個人的な意見です。
僕は当年49歳です。3年前にフューネラル吉備の裏側すぐの有田川町ポッポ道(旧有鉄道後)沿いに自宅を建てました。それまではアパート暮らしでした。その頃は式場建設ラッシュで借入が多くとても個人の家を建てる状況では無かったのです。しかし色んな方から「社長がアパート暮らしはおかしいでしょう。信用に関わりますよ」と助言され、確かに気がつけば社員30名以上の中小企業の社長がアパートではなぁと思い妻に相談すると「やっとこの時が来た」と家族は大喜び、無理をして身分不相応なくらいの家を建てました。ここが俺の城や!ハッピー!仕事やりまっせ!
そして3年が過ぎ、つい数日前の話です。大手住宅メーカーの担当者がいきなり来て、「隣にアパートを建てます。工事が始まりますので宜しく」とのこと、いきなりやなーと思い図面を見せていただきますと広い土地なのになぜか?我が家の真横に建物が??ちょっと面食らって、こんな畑の真ん中なのによりにもよって真横に立てるのは訳が分からず質問すると、事業主の利益のため効率のいい土地活用の結果とのこと、確かに法律上は問題無し。しかし、地域のつながりと利益とのバランスを考えることは出来ないのだろうかと思い、その住宅メーカーの和歌山営業所に電話してみると怖い方のように捲し立てられる始末。確かに当社も式場建設などで回りの方々にご迷惑をかける場合もありますが、地域への配慮は最優先と考えています。土地活用の一環として地主さんとハウスメーカーさんの共同事業、責任の所在がどうもよくわからないのと、和歌山営業所のあまりの態度に落胆しました。僕としてはもっと段階を踏んでコミュニケーションがほしかったのです。
さて、僕は企業とは社会にどれだけ貢献し存在意義(使命)を達成出来るかということだと信じています。その目的を果たすための根幹となるのが「企業理念」や哲学です。当社の企業理念は「いのちの輝きと悦びに満ちた人生創造」ですが、常に社員に浸透させ、お客様のより良い人生をサポート出来る企業創りを心がけています。とは言えクレームもあります。そのほとんどはミスではなくお客様とのコミュニケーション不足で起こることが多いのです。思えば同じようなことなのですがね。 積水ハウスさんの基本哲学は「人間愛」です。HPで調べてみてもすばらしい考えです。しかし大企業になればなるほど理念を末端に浸透させるのが難しいということを悟らされた出来事でありました。
当社はどうか?今回のことをきっかけにトップの思いをしっかりと社内に浸透させることの大切さを思い知らされた出来事でした。この愚痴はきっと僕を成長させる。そう思いたいです。