株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2012/4 オレンジ通信 第33号自然体

今日は4月15日です。昨日は京都で仕事がありました。夕方まで時間があったので、桜見物を兼ねて久々に自転車で走ろうと思い、車にバイク(自転車)を積んで出かけました。京都の事務所(七条)近くに車を停め、バイクを下ろし、着替えて大原の三千院に向けて出発です。以前行った時はちょうど桜が終わった時期で、その時の残念な気持ちがあり、今度こそとの思いでした。
先ずは見所の賀茂川沿に出ました。そこは満開の桜で花吹雪が舞い散り、少し雨混じりではあったものの素晴らしい光景でした。河原を走れるので信号も無く、いい時間が流れました。大原までは20キロほど(1時間ちょい)で到着する事が出来ました。久々に乗ったので後半の坂道はいい感じの疲労感でした。
しかし到着して愕然!「桜が咲いてない」 同じ京都でもこんなに時期が違うのかと思いましたが、それでも雨を吸った苔庭は素晴らしく心を和ませてくれ、一人でニンマリと見物。その後、ちょっと物足りなく感じたので嵐山まで行ってみようと思いスマートフォンで地図を検索し、ナビに切り替え、距離を見ると20キロほど、時間的には大丈夫だったので足を伸ばす事にしました。 金閣寺の前から龍安寺・仁和寺を通って嵐山に行く道すがら京都は本当に桜が多いことを実感しました。観光客の多い嵐山の展望台まで一気に登りきり渡月橋を渡って帰路につきました。
バイクで走ると普段気づかない事を沢山気づかせてくれます。今日は、わびさびを感じる風景を存分に見て、美しいものを美しいと感じられることの大切さを感じました。若いときにこんな感動は無かったのに年を重ねるたびに不思議な感じです。
そんな事を考えながら好きなバイクに乗っていると魂が解放されていきます。今の僕の生き方は本来の僕のやりたい事と同じなのか?自然の中に身を置き、体を動かしていると、物欲はなくなり、本来の自分は自然好きなのんびりした寂しがり屋である事に気づきます。それなのになぜ?こんなに自分を追いつめて生きているのでしょうか?ドMなだけでしょうか(笑)日常があってこそ魂は解放される時があるのであり、毎日が自分らしい生き方なんてなかなか出来ないですね。
重ねて来た人生50年、そろそろ事業継承も視野に入れつつ、残りの人生設計をしなければなりません。しかしながら、まだまだ肩にかかる荷物は下ろすことは出来ないようです。 散りゆく桜と走らせる自転車に人生を置き換え、残りをどう走ってやるのかを心のナビに問いかけましょう。
満ち足りた5時間に感謝し、少し「自然体」に戻って日々を送る事にしたいと思います。