株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2013/1 オレンジ通信 第42号隣保班

2013年を迎え初めての多事想論になります。本年もよろしくお願いします。

さて、1月はお葬式が非常に多かったです。有田聖苑火葬場も連続5日間満炉で3日待って頂き葬儀というお家もあり、当社では何とも出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 そんな中、僕の実家の隣保班で続けて2件葬儀がありました。しかも濃いご親戚同士です。当然のことながらお二人とも僕が小さい頃から良く存じていた方です。僕は3年前に家を建て、同じ野田区の中で違う隣保班になってしまいました。実家は父の名前に戻り、高齢の父には申し訳ないのですが近所付き合いをお願いしています。勿論、後継ぎですので本来は同居でなくてはならないのですが、隣接に家を建てることも出来ず、少し離れた所に家を建てたのです。 そんなことで、ここ3年は住み慣れた隣保班の集会などには出ていませんでした。

ここ最近は葬儀の隣保班の手伝いも数人を選抜する方法もありますが、うちの組内は1家に2名がお手伝いと参列に出て地域ぐるみの葬儀形態を取っています。そして、葬儀の後も公民館で一家にひとりの精進落とし料理を頂きながら故人を偲びます。今回は父の都合や体調もあり、お二人の葬儀両家とも父の代わりに手伝いと精進落としに行かせてもらいました。 感じたことは、新しく区に転入して来られた方が増えたなぁ…
17人中7人の方が新しく野田区に来られた方でした。反面、昔からのお家が空き家になる事も増えるだろうなぁ… 益々、新しい方の割合が増えてくるでしょうね。今回このようなかたちで班の皆さんの情報を肌で感じる良い機会になったと思います。
日頃、「葬儀は人の絆を継承する最後の場です」と皆さんに説明をしているんですが、実感出来事ました。おそらく、うちの班は現代の葬儀事情の中ではご近所の葬儀への関わり方が多い方だと思います。その分 制約も厳しいかもしれませんが、これに関わる事によって地域の関係性は絶えては行かないと思います。例えば今回も昨年から入居して来た2軒のお家は、この2回の葬儀を通じて初めてこの班の一員となったのだと思います。

昨今、ご近所付き合いが難しくなりました。葬儀とは、そうゆう意味で最後の近所付き合いの場であると思います。 葬儀の本来の意味は、魂をあの世へと送る儀式でありますが、その他にも色々な貴重な意味合いがあるのだと思います。お二人の故人に思いを馳せながら、僕の使命は葬儀を通じて地域のコミュニティーを継続させ無縁社会へ拍車をかけることのない地域の構築であると再確認させて頂いた年初めでした。