株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2013/11 オレンジ通信 第52号子の教え

先日、当社の会報誌LIFEの取材で有田川町のミニバスケットボールを指導している岡さんにお話を伺いました。記事については次回の心ふれあい倶楽部会報誌LIFEでお楽しみ頂ければと思います。
さて、実は私も中学時代から大学時代(同好会程度)を経て社会人に至るまでバスケットボールをしていました。岡さんは私の箕島高校時代からの先輩にあたる方です。というわけでうちの子ども達も、岡さんのKIBI Jr チームでミニバスをやっていました。現在も小3の長男が所属させてもらっています。結成から19年の伝統ある足跡を横で見ながら日々子ども達を指導することは、並大抵ではないと感じていました。平日は仕事、毎週土日はバスケの日々。年間に自由な日はいったい何日あるのかと思うと、本当にバスケが命なのだろうと思います。
そんな岡さんからの話のなかに企業が見習うべき点が多数ありました。ひとつは土台の話です。土台が出来ていないとテクニックをいくら教えても強くならないということ。では土台とは? 「仲が良い」ことらしいです。挨拶・思いやり・チームワークとでも言うのでしょうか、いくら個人の技術が高くても、相手の事を信頼してパスが出せる関係性がないと、チームでは勝てないと言うのです。そしてその土台はチームの風土から生まれるもので時間がかかります。これは我々企業にも言える事だと最近私も思っています。企業風土が社員を育てるのだと思います。トップの経営手腕だけでは永続しない次の課題です。
もうひとつは監督の役割の話です。子ども達は凄く伸びるのが早いのですが、同じメンバーでできるのは1年限りで、しかも練習は週にたった3回だけです。誰がいつ伸びるのか、これを常に見極めてやらなければ芽を摘むことになってしまうというのです。伸びるべき時に適切な指導をしていく責任感です。常に課題を与え、それに対する方法を伝え、きちんと評価をしていく。これも企業の管理職や役員さん方に聞いて頂きたいと思うくらい学ぶべき点でした。

「チームが出来た当時は勝つという事が結果だと思っていたが、今は“この試合では、この課題(チームプレイなど)を練習・解決してやろう”という考えに変わった」と岡さん。そうしていくうちに自ずと勝っているのだと。その言葉、重いなぁと思って聞いていました。
本年度は夏の大会で和歌山県で男女共優勝と好調です。県内ではプロバスケットチーム「トライアンズ」も立ち上がり県をあげて盛り上げようとしています。この子たちの中からトライアンズで活躍するスーパースターが誕生するのも夢ではないでしょう。お父さんも後3年は体育館に入り浸りです。息子とバスケ対決を夢見ていた父ですが、もはや対決するまでもなく親父の負けですわ(笑)